言語聴覚士はST(Speech
Therapist)と呼ばれ、声の障害(音声障害)やことばの障害(言語障害)、聞こえの障害(聴覚障害)、さらには食べることの障害(摂食・嚥下障害)のある人々に対して、機能の維持と向上を図るための訓練、必用な検査や助言、指導などの援助を行う専門職です。
言語聴覚士は、単に機能障害を改善させる事だけでなく、コミュニケーションの障害などにより失いかねない「人間の尊厳」を守る崇高な目的があります。
リハビリテーションに携わる主要3資格のうち、言語聴覚士(ST)は1999(平成11)年4月に新しく誕生した国家資格です。
現在、全国の医療・教育・保健福祉領域の広い分野で6,700人ほどの有資格者が活躍しています。
STは新しい資格であること、これまで養成施設が少なかったことなどから必要とされるST数4〜5万人にはほど遠く、400万人とも500万人とも言われる対象者に、十分なサービスが出来ない現状にあります。
平成14年4月1日の診療報酬改定では、新しく言語聴覚療法施設基準が認定され、最低1名の常勤STを置くこととなり、リハビリテーション施設の中で言語聴覚士の地位が、名実ともにようやく確立されました。
また、リハビリテーション病棟においても、これまでPT(理学療法士)2名、OT(作業療法士)1名が最低基準だったものに、新たにリハビリ訓練室にSTを最低1名置くことが義務づけられ、活躍の場はさらに広がっています。 |