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鉄道にエレベータ設置等
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−バリアフリー法制化へ− |
1999.7.14
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バリアフリー法制化へ
13日に行なわれた記者会見で川崎二郎運輸相は、高齢者や障害者が利用しやすい駅造りの為にエレベータを設置する事などを盛り込んだ法案を、来年度の通常国会に提出する考えを表明した。「法律を整備する事で、鉄道事業者や自治体が取組み易くなる」(川崎運輸相)と述べた。
今年3月「駅にエレベータを設置しないのは障害者や高齢者の自由に移動する権利を侵害する違憲」という訴訟に対し、棄却されたものの「違憲でないからといって鉄道事業者はエレベーター整備などの努力をなおざりにしてはならず、身障者と健常者の実質的平等を確保することは社会的要請」と大阪地裁の竹中邦夫裁判長指摘している。
今後、鉄道のバリアフリー化が法整備された場合、どの基準で設備を設置するのか、財源はどうするのかが焦点となりそうだ。
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