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1998年度の医療費支出削減額が7年ぶりに減少、厚生省の調査 |
2000.02.14
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厚生省の調査により98年度の医療費支出削減額が7年ぶりに減少した事が明らかになった。いったいどういう事だろう?これは減ってはいけない筈のものが減ったという事なのだ。国民健康保険財政の悪化になるとも言えるこの事象を見てみよう。
国民健康保険、企業健康保険などの各種医療保険は病院、診療所の医療費請求書を超過請求分を差し引いて支払っている。超過請求分とは請求書の水増し請求や不正受給による請求の事。=各機関が支払うべきでない額。=これが医療費支出削減額だ。近年に措いて年々医療費が増えている事は周知の事実、となれば当然この医療費支出削減額も「増える」筈である。
しかし国民健康保険に措いては違った。いや国民健康保険こそ「増える」べきであるのに「減った」のである。というのは企業リストラ、倒産等により国民保険は98年度は約46万人も加入者が増加した。企業健康保険からの移行が増加した訳だ。これにより医療費請求額は約2%増加した。各超過請求分も「増える」筈だ。しかし厚生省によると、急激な増加により市町村では事務負担が増加し各超過請求分の発見が遅れた可能性があるというのだ。
それにより、失効した保険証の誤使用を発見し請求額から差し引く「資格点検」による削減額が前年度比2.5%減少、水増し請求による削減額も0.8%増と低い数字となった。結果、国民健康保険の医療費支出削減額は前年比1.2%減となった。医療費請求額は2%「増えた」のに各超過請求分の発見による医療費支出削減額は1.2%「減った」のである。
国民健康保険は収入面に措いて景気低迷の中で保険料収納率も年々低下しており保険料減収要因の一つとなっている。支出面に措いては半額を国の補助金で賄う仕組み。企業、家庭に措いても経費削減は重要なテーマ。こういった支出削減効果が落ちるというのは国費負担の増加となるだけに見逃せない数字だ。
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