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基礎年金を前倒しで受け取る場合の年金減額率に新基準

−厚生省が決定−

2000.04.10

 「前倒しで国民年金受給しよっかな〜」と考えておられる方は、少し立ち止まって考えてみた方がイイかもしれない。厚生省は、国民が基礎年金を前倒しで受け取る場合の年金減額率について、60歳で42%となっている現行基準を30%に緩めるなど、新基準を決めた。

基礎年金=厚生年金の定額部分や国民年金の事。


繰り上げ?

 基礎年金は原則として65歳から受け取り、その場合の受給額は月67017円。受給開始は60歳まで早める事が出来るが65歳から受け取る場合より受給額が減額されることになっている。また、受給開始時期を繰り上げると65歳以降も減額されたままとなる。

 現行の減額率は受給開始年齢に応じて1年単位で定めているが、新しい減額率は需給開始時期が早まれば月ごとに0.5%ずつ減額率が増える仕組み。


例えば…

 60歳から受け取る場合、今は月38870円だが新基準では46911円に増える。よっしゃ。

 新基準減額率により、60歳から受け取りを開始する人が80歳までにもらえる年金総額は約1100万円。65歳に受け取りを始め80歳まで満額を受け取る人の年金総額は約1200万円となる。この2つの差が現行基準だと約300万円の差があったが、新基準であれば約100万円の差で済むのです。


基礎年金の繰り上げ受給の減額率と受給金額
受給開始年齢 2001年度以降 現行 緩和前/後の差 2001年度以降 現行 緩和前/後の差
減額率 受給金額(四捨五入)
60歳 30% 42% 12% 46911円 38870円 8042円
61歳 24% 35% 11% 50933円 43561円 7372円
62歳 18% 28% 10% 54954円 48252円 6702円
63歳 12% 20% 8% 58975円 53614円 5361円
64歳 6% 11% 5% 62996円 59645円 3351円


 60歳で30%の減額率なんてのは、ちょっと前までは「35%ぐらいにしちゃおっか?」って話だったのに、更に下がったわけだ。そして新基準は2001年4月から受け取りを始める人から適用するとのこと。「それだったら1年待てるものなら待ったほうがオトクだ」と思いません?


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