|
|
 |
大手介護事業者、施設事業に注力
|
| −ニチイ学館、コムスン、ベネッセ− |
2000/05/29(Mon.)
|
ね、ね、ぼく言ってたでしょ?これから介護事業者は施設事業にチカラいれてくんじゃないのかなぁって。え?ダレだってワカッテタ。そうですか。そうですよね。ハイ、大手介護事業者さん達の模様をお伝えです。オオテさんを見れば介護事業のナガレが見えるカモ!もよ!か模様〜カモよ〜。
ニチイ学館
介護保険制度開始1ヵ月余りの実績を見ると主力の訪問介護事業は、4月の顧客1人あたりの利用額が予想の9万円を下回り、半分の4万3500円となった。顧客数も計画より下回っている。訪問介護事業は売上の約9割を占める事を想定しており、今回、
事業計画の見直しとなった。
新しい経営の柱として高齢者が日帰りで食事などのサービスを受ける通所介護施設(デイサービス)を据えることに。また、痴呆症状がある高齢者9人が暮らす痴呆対応型共同生活介護施設(グループホーム)事業も推進して行く。
通所介護施設を2001年3月期までに528ヶ所に増設。一ヶ所あたりの投資額は7000万円。2002年3月期までには628ヶ所を計画している。
グループホームの拠点は2001年3月期までに50ヶ所に増設。一ヶ所あたりの投資額は1億9800万円。2002年3月期までには100ヶ所を計画している。
この両事業への総投資額は2001年3月期までに449億円。2002年3月期までには637億円を計画しており、今年度の介護関連事業全体で600億円の売上を見こむ同社にとってかなりの大型投資。
2002年3月期には介護関連事業全体で1450億円の売上を予想。内訳は、訪問介護で886億5000万円、通所介護施設で326億5000万円、グループホームで125億円を計画。
この計画には同社ならではのポイントがある。ホームヘルパーを派遣する訪問介護事業と施設型サービス事業(通所介護施設、グループホーム)を連携し、サービスを総合的に提供する体制を整え、全体のサービス提供量を増やすというもの。
通所介護施設、グループホームの全施設に、訪問介護を担当するホームヘルパーステーションを併設。それに加え半数の通所介護施設に訪問入浴ステーションを併設し複合型施設とする。採算性が悪い施設型サービス事業の効率化を高める事となる。ナルホド!
このように、訪問介護と通所介護など他のサービスを総合的に提供する体制を整え、サービス利用者を安定的に確保するのが狙い。これらの施設を各地域の核に据え、口こみによるサービス利用者の増加を見込んでいる。
最近ではストックオプション制度を導入したり、配当金も10円→15円に、コンビニ戦略、衛星通信教育、金融機関、様々な関連事業者との提携と快調なニチイ学館。そして今回の素早い修正と機敏な動きが目立つ「小回りの効く巨象さん」だ。
ベネッセコーポレーション
同社は50人規模の介護付き住宅「くらら」の新設を前倒しして進める。2004年3月期までに80ヶ所の施設を設置する計画を+20ヶ所の100ヶ所に上方修正した。
今年春に子会社化した伸こう会(神奈川県横浜市)の施設と合わせ、130ヶ所以上の施設を全国で展開するとのことだ。
同社の介護事業には「研修事業」「くらら事業」などがあるが、「研修事業」は、1995年に「通信教育を取り入れたホームヘルパー研修」としては、民間企業で第1号の厚生省指定講座に指定されたもの。受講期間はおよそ5カ月で、講座修了者はホームヘルパー養成研修2級課程修了を認定される。
今回、上方修正した「くらら事業」 は、居室はすべて個室とし、プライバシーを尊重した介護付き高齢者向けホーム。グループケアの考え方を導入し、ロケーションの面でも駅からのアプローチの良さなどに配慮している。
介護付き住宅を地域の介護拠点とし、ホームヘルパー派遣や養成を「くらら」で手がけ、有効利用していく方針。地域に根差した総合的なサービスを提供する。
また、同社は社内制度としてスーパーフレックスタイム、育児休暇制度、介護休暇制度などのユニークな制度を持ち、コンビニで良く見る「たまごくらぶ・ひよこくらぶ」などの商品を筆頭に「やわかい会社」のイメージがある。
コムスン
同社は4月分介護保険制度下でのサービス利用者の平均単価は約9万7千円と予測。しかし、実際は6万5千円と計画の67%となった。
ニチイ学館同様、事業採算点に合わせて計画を修正するとのことで、2001年3月期までに1200ヶ所の事業拠点を1800ヶ所に増やす計画だったが、下方修正方向で再検討に入ったとのこと。
ニチイ学館にもあてはまる事ではあるが、介護保険制度の内容が直前まで固まらず、サービス提供の前提となる介護計画(ケアプラン)作成が遅れた影響は小さくなかった。その他の介護保険制度変更による事務手続きの負荷増大など介護保険制度全体に響く出来事は、同社のような大手事業者には打撃となるようだ。
同社はNTTデータとの情報インフラ提携、障害者旅行のコムスントラベル、宅配サービス、などなど、まさに介護ポータルとも言うべき体制を整えてきている。バックボーンは巨大企業グッドウィルグループだ。
株式会社ニチイ学館概要
- 所在地:東京都千代田区神田駿河台2-9
- TEL:03-3291-2121
- FAX:03-3291-6886
- 設立:1973年
- 代表者名:寺田明彦
- 従業員数:2563人
- 平均年齢:37.0歳
- 売上高:約704億円
- 営業利益:約49億円
- 経常利益:約51億円
- 資本金約:約61億円
- 総資産:約379億円
- 事業内容:
- 病院受託:64%
- 診療所・調剤薬局等受託:18%
- 教育:14%
- ヘルスケア:4%
- 事業所:
- 支社:8ヶ所
- 支店:97ヶ所
- 営業所:44ヶ所
- 工場:1ヶ所
- ヘルパーステーション:60ヶ所
- デイサービスセンター:26ヶ所
- ケータリングセンター:3ヶ所
株式会社ベネッセコーポレーション概要
- 所在地:
- 〒700-8686
- 岡山県岡山市南方3-7-17
- 電話番号:086-225-1100
- 代表者:代表取締役社長 福武總一郎
- 創業:1955年1月28日
- 資本金:約136億円
- 売上高:約1976億円
- 従業員数:約1600人
- 上場市場:東証1部,大証1部
- 事業内容:
- 事業所:
- 東京本部
- 北海道支社
- 東北支社
- 関東支社
- 東京支社
- 名古屋支社
- 北陸支社
- 大阪支社
- 中・四国支社
- 九州支社
- グループ会社
- ベネリッツ・ジャパン株式会社
- 株式会社シンフォーム
- 株式会社テレマーケティングジャパン
- 株式会社パーソンズ
- 株式会社サイマル・インターナショナル
- 株式会社岡山福武書店
- 株式会社キャリーコム
- 株式会社進研アド
- 株式会社シンプレス
- 株式会社ジップ
- 株式会社ベネッセ音楽出版
- 株式会社直島文化村
- 株式会社プランディット他
株式会社コムスン概要
- 設立:1988年
- 事業内容:在宅介護サービス
- 資本金:約12億735万円
- 代表取締役社長:折口雅博
- 本社所在地:東京都港区六本木4−8−5 和幸ビル
- TEL:03-5772-7100
- FAX:03-5772-7111
りんくりんくぅぅ21本!はぅっ!
(Ctrlキー+Fキーで単語検索すると便利ですよ)
関連記事
2000/05/16
ケアセンターを1000拠点増設、3000人雇用−コムスン、年内実施を計画−
2000/05/15
衛星放送を利用し独自の教育システムを展開−ニチイ学館、通信衛星放送事業者スペース・ヨットと提携−
2000/05/10
協力して介護サービスを拡充−グッドウィルグループとJCBが協力して介護サービスを拡充−
2000/05/09
介護事業資金と有価証券−ベネッセが不動産証券化により介護施設を展開−
2000/04/25
旅の友は「あんしん」−コムスントラベルが要介護者などを対象とした旅行商品を発売−
2000/03/16
訪問介護関連サービスの提供を開始−第一生命保険、各専門事業者と提携−
2000/03/09
高齢者宅に食料品、日用品、衣料品などを宅配−コムスン、4月より開始−
2000/03/02
地元有力企業が介護事業で連携−日本生命保険、ニチイ学館、福岡銀行−
2000/02/29
新会社セブン・ミールサービスを設立−セブンイレブン・ジャパン、ニチイ学館、三井物産、NEC−
2000/02/23
緊急通知サービス4月よりスタート−ニチイ学館、総警と提携−
2000/02/17
電子商取引事業〜通信販売大手ベネッセ2つの新事業部〜
2000/02/16
介護情報の全国提供〜コムスンとNTTデータ〜
2000/02/14
ニチイ学館が在宅介護大手を傘下に介護事業展開
2000/02/08
ニチイ学館が介護用品販売大手2社を子会社に
2000/02/07
TOTOとニチイ学館が高齢者向住宅改修で提携
2000/01/26
ニチイ学館、高齢者に笑いを提供
2000/01/26
コムスン、折衷型ヘルプも
1999/11/16
グッドウィルグループが日本介護サービス買収
1999/11/02
ニチイ学館とシロヤパリガン 九州で業務提携
1999/09/30
ベネッセやTOTOを表彰−介護や育児休業制度運用などで
1999/07/30
在宅介護大手のコムスングッドウィルの連結子会社へ
|
|