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手先の麻痺などを回復する治療法
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| −公立角館総合病院の西野医師が試験的に導入− |
2000/06/26(Mon.)
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「動かなかった指が動くようになる」素晴らしいフレーズですね。ただいま注目のリハビリ技術をお届けします。使用する機材はなんと「テブクロ」。
これは「脳卒中などの後遺症により、手先の細かい動きができなくなった人に対し、格子状の銀線を組み込んだ手袋から低周波刺激を与えることで動きを回復させる治療」で、ナントこの4年間で、回復をあきらめていた患者6人の症状が改善している実績がある。
この装置は、米国テキサス州ベーラー医科大学のDimitrijevic教授が、友人のSirJohnEccles教授(ノーベル生理学受賞者)の理論を元に1994年に考案したもの。これまで交友のあった公立角館総合病院の西野医師が試験的に導入してきた。
布製の手袋に銀線を格子状に張り巡らせ、手首部分に電極を付けて微弱電流を流し、末しょうの感覚神経に低周波を流す。神経を刺激することで指先の動きをよみがえらせる仕組みだ。
1日2回、1回当たり約30分電流を流す。これを2週間程度継続することで効果が表れだし、さらに回復度に応じて電流を強めるなどの治療に移る。
11歳〜65歳の男女計7人に施したところ、うち6人に何らかの改善がみられ、4人は数週間で物をつまんだり、握ったりすることができるようにり、うち2人は指を動かしたり、ひじの間接の曲げ伸ばしができたりと、日常の運動が可能となるまで回復。麻痺後3年以上経過した患者にも効果があったという。
従来の電気刺激を与えて機能回復を促す治療は、人体に電極を埋め込んで運動神経に働きかける機能的電気刺激(FES)による治療があるが、手袋を利用した装置は低周波を与える為痛みがない。
なんといってもスゴイのは、一度回復した運動機能は持続し続け、治療後の副作用も見られないというところ。現在、日本で治療できるのは同病院の西野医師だけだ。
対象となる患者は脳卒中、頭部外傷などにより、手や手指の動きだけが悪い人(つまんだり、握るなどができない人)、尖足の人(足関節で足の甲側に曲げることの出来ない人)など。高度の筋の萎縮や拘縮をきたしていなければ、発症後の経過期間は特に問題にはならないとのことだ。
どうやら「銀線のテブクロ」は「魔法のテブクロ」よりも効果があって、「手編みのテブクロ」よりあたたかいぞ!ハクシュ!
公立角館総合病院概要
- 開設:1953年
- 所在地:秋田県仙北郡角館町岩瀬字上野18
- 電話:0187-54-2111
- FAX:0187-54-2715
- 開設者:角館町長高橋雄七
- 事業管理者、職務代理者:副病院長伊藤隆之
- 敷地面積:17,529u
- 病床数:
- 一般病床280床
- 精神病床100床
- 総病床数380床
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