コクヨは、高齢者や障害者も健常者と同じように快適に使える設計思想「ユニバーサルデザイン」を取り入れた文具を本格展開していく。
同社では、1999年10月にユニバーサルデザインを取り入れた第一弾商品としてクリアファイルを発売。現在まで従来品に比べ販売数量が70%増となっている。
現在はノートなどの3品目をユニバーサルデザイン商品として開発販売しており、今後、一部の分野では全商品をユニバーサルデザイン対応商品に入れ替える計画で、8月にクリアブックを、10月にボールペンとシャープペンを発売する。
クリアブック「ウェブレ 替紙式」は、片手で書類を出し入れでき、ポケットがとじ具に入れやすいように、穴を独特な形状にした簡単とじ穴、リングが大きく開くオープンワイド機構のとじ具を採用した、誰にでも使いやすいユニバーサルデザインのクリヤーブック。
ボールペン&シャープペン「FITCURVE(フィットカーブ)」は、書くという動作を科学的に分析し、書きやすさ、疲れにくさにこだわった商品。
人間工学に基づく設計を行い、中央部分を細くしたフィットカーブ形状や、変化する持ち位置に対して常に無理のない自然な握りができ、疲労感を低減するナチュラルグリップ。
重心を中央に置くことにより、筆記時のふらつきを少なくするなどの設計により、疲れにくい形状と安定した書き心地を実現した。
さらに、同社では2000年末までに、定規、カッターナイフや画びょうなど約10品目をユニバーサルデザイン商品として発売する。
バリアフリー商品というと割高になる傾向があるが、同社では、従来品と同じ水準にする。2001年3月期にはユニバーサルデザイン商品だけで小売価格ベース20億円の売上高を目指す。
また、クリアブックなど一部分野で、2003年をメドに全商品をユニバーサルデザイン対応に移行するなど、いち早くユニバーサルデザイン商品を増やすことで、競合商品との違いを強調していく方針。
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