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どうなんのかな?一次判定

−厚生省の「要介護認定調査検討会」が初会合−

2000/08/23(Wed.)

 厚生省の第1回要介護認定調査検討会が開かれました。

 同検討会は6月に丹羽厚生大臣が設置する考えを明らかにしたもので、医師や学識経験者など12人で構成されてます。

 さて、同検討会の初会合では、多くの批判が出ているコンピューターによる要介護認定の一次判定の基礎データの見直しをおこなうことや、元データとなる調査票などを今年中に作成、来年2月〜3月に再調査を実施することが決定しました。

 ごぞんじ介護保険制度の要介護認定は、一次判定で85項目の質問に対する回答をコンピューターでチェックして、要支援から要介護5までの6ランクの認定に分類します。

 そして二次判定では、それが妥当かどうか主治医の意見書などを参考に市町村の介護認定審査会が要介護度を決定する。…ってシステムになっております。

 まぁところがどっこい。現行のシステムは全国の病院や特別養護老人ホームなど、51施設の施設入所者3400人の調査をもとに1994年度に作成されたもので、データが古く、痴ほう性高齢者や在宅介護者のデータがない。

 身体的能力調査を重視した為「痴ほう性高齢者や在宅高齢者に低めの判定が出る」などの批判が多いのです。

 一次判定と二次判定の結果を比較しても、要介護度が高く変更されたのが16.3%、低く変更されたのが5.6%と、合計22%にも昇ることからも一次判定の精度の低さが伺えますね。

 さてさて、このあたりのバグを修正しなきゃいけない。検討会では一次判定の精度を高める観点からいくつかの課題について検討する。その課題としては…
  • 調査対象とする在宅ケアの範囲をどうするか?
  • 介護者の精神的・身体的負担感をどう測定するか?
  • 痴ほうの認定の基礎データを得るためにはどのような調査が必要か?
  • 一次判定に使用されるお年寄りへの訪問調査での85の質問項目が現状のままでいいか?
  • 次回調査の具体的内容について、対象者を在宅介護を受けている高齢者にも拡大し、家族介護の要素などの調査項目を取り込むかどうか?
などが挙げられてます。

再調査は来年の2月か3月に行なう予定。またそこから制度が変更されて…時間がかかりそうです。高精度のシステムが出来ることを祈るのみですね。


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