車いすに座ったままで歩行訓練ができるリハビリ機器「座位式訓練機PW-3」を日立製作所家電グループが開発。20日より発売される。
同社は1996年から高機能型2ベルト歩行訓練機「PW-1」を発売、1998年に普及型2ベルト歩行訓練機「PW-2」を、1999年に電動免荷型2ベルト歩行訓練機「PW-10」を発売してきた。PW-3はこれらの歩行訓練機で積み上げてきた技術をベースに開発されたものだ。
「座ったままで歩行訓練?」とギモンに感じたかたもおられるだろう。このリハビリ方法が必要な時というのは、高齢者などが歩行訓練をしたいが、立って歩く歩行訓練機では介護者の労力もかかり、訓練中に転倒してしまうなどの危険度が高い場合などに有効。
使用のイメージは、まず車いすでPW-3の上にポジションを置く。幅26.6cm、長さ90.4cm、訓練プレートまでの高さ14.7cmのPW-3がちょうど車いすの下側に入り込んだカタチとなる。
プラスチックと固定バンドによってできたスリッパのような訓練プレートに足を乗せ、プレートが前後に動き、リハビリ運動ができるという仕組み。
PW-3が実現したリハビリ運動には2モードがある。自動で往復運動をするオートモードと、利用者が自分で動かす自力モード。
オートモードでは、速度サーボ制御の採用により一定速度を保つことが可能で、自力モードでは新開発の電子回路による負荷発生システムにより、動かし始めは軽く、速度が上がるにつれて負荷が大きくなるため、過剰な負担がかからないリハビリテーションが可能だ。
訓練用のプレートを「腕用」(別売り)に交換することで、上肢訓練機としても利用できるなどのオプションもある。価格は35万円で、初年度の販売目標は1,000台としている。
座位式訓練機PW-3
特長
- 単純な往復運動なので、高齢者でも自主的に訓練ができる
- 座ったままの訓練なので、転倒の危険がなく安全
- 小形軽量で持ち運びが自由なので、どこでも訓練ができる
- 訓練用プレートを「腕用」(別売)に交換することで上肢訓練機として使用可能
オートモード・自力モード
- 自力モード:自分の力で往復運動をおこなう。PW-3の負荷を2段階に設定可能
- オートモード:PW-3が自動で往復運動をおこなう。速度は2段階に設定可能
仕様
- 寸法:
- 外形:幅266mm、長さ904mm、訓練プレートまでの高さ147mm
- 可動範囲:170mm、245mm、320mmから選択
- 訓練モード:オート動作速度:遅い(165mm/s)・速い(215mm/s)2段階可変
- 自力負荷:重い(約3kg)・軽い(約2kg)2段階可変
- 表示灯:訓練モードランプ(4個)・長さモード(3個)
- 電源:AC100V
- 質量:約13kg
問い合わせ先
- 株式会社日立製作所冷熱事業部福祉FAビジネスユニット
- 所在地:〒105-8430 東京都港区西新橋2-15-12(日立愛宕別館)
- Tel:03-3506-1677
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