いうらが「HS-300」を発売開始した。同シリーズでは、9月に発売したスロープ式浴槽での入浴介助用キャリー SC-300があるが、HS-300は乗せかえ装置付きの車いすだ。
同社は福祉機器メーカーとしては、初めてISO9001を取得した企業。ISOってなんだか良く聞く単語だが、これはInternational
Organization for Standardization=国際標準化機構の訳語。同機構は、1947年に工業規格を国際的に標準化するために設立された機関。
同社は、約1年がかりでISO9001を取得。通産省が認定する個々の製品規格であるJISとは違い、ISO9001取得は企業の生産体制など企業全体にかかるものだ。カンタンに言ってしまえば、同企業は「国際的に認められた手法で製品を製作してますぜアニキ」ってこと。
さて、新製品のHS-300は、乗せかえ装置機構を持つ車いす。12月には同製品の電動式も発売する予定だ。
特徴は繰り出しベルトの操作で抱きかかえることなく楽に移乗できる点や、背と足が連動して、水平状態から75度まで無段階にリクライニングできる点。ストレッチャーとしても車いすとしても使用できる。

前身となるモデルLK-120では、リクライニングが4段階だったため、無段階リクライニングは、介助者、要介護者ともに自由度が大きく広がった。デザインも一新し、ブルーとアイボリーを基調とした清涼感のあるものに仕上げた。
実際にベッドからHS-300に移乗する際には、ストレッチャースタイルにしたHS-300をベッドの横につけ、要介護者を繰り出しベルト上に乗せ、体を支えながら繰り出しベルトを巻き取りHS-300に乗せる。介助者ひとりでできる作業だ。
要介護者を乗せた後、ストレッチャースタイルから車いすスタイルに変えるのも、ハヤタ隊員がウルトラマンに変身するより簡単だ。もちろん3分後にカラータイマーが点滅して元気がなくなっちゃうこともない。
購入の場合、価格は430,000円。12月発売の電動タイプは720,000円の予定。介護保険のレンタル適用となり、施設等の導入が見込まれている。同社によると手術後にベッドを離れるためにおこなう離床訓練などに有効とのことだ。
乗せかえ装置付き車いすHS-300
仕様
- タイプ:2(手動自操・手動介助)
- 車いす最大外寸(縦):1670〜1850mm
- 車いす最大外寸(横):720mm
- 車いす最大外寸(高さ):845〜1240mm
- 重量:51.5kg
- シート形式:5(1.スリングシート、2.調整式、3.着脱式、4.固定式、5.回転式)
- シート幅:525mm
- シート長:500mm
- シート前座高:400〜795mm
- シート後座高:320〜715mm
- シート角度:水平〜9.5度まで無段階
- シートクッション形式:固定式
- バックレスト高:1050〜1445mm
- バックレスト角度:水平〜75度まで無段階度
- バックレスト形状:4(1.脱着可・折りたたみ可、2.脱着可・折りたたみ不可、3.脱着不可・折りたたみ可、4.脱着不可・折りたたみ不可)
- ヘッドレスト形式:1(1.固定、2.脱着可変、3.なし)
- アームレスト形式:2(1.固定、2.脱着可変)
- アームレスト高:
- レッグサポート形式:2(1.固定、2.脱着可変)
- フットレスト形式:2(1.固定、2.脱着可変)
- フットレスト高:135〜530mm
- フレーム折りたたみ方式:1(1.固定式、2.ダブルブレース、3.シングルブレース、4.その他)
- フレーム材質:1(1.軟鋼、2.ステンレス、3.クロモリ、4.アルミ、5.チタン、6.その他)
- グリップ高:930〜1325mm
- 駆動輪径:125mm
- キャスター径:125mm
- 駆動輪タイヤ形式:2(1.空気入り、2.ソリッド)
- キャスター形式:2(1.空気入り、2.ソリッド)
- 駐車ブレーキ形式:特殊ブレーキ
オプション
- ボンベ取り付け台:12,000円
- 点滴取付け台:8,000円
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