日本初のオンデマンド出版会社「ブッキング」が素晴らしいサービスを開始した。同社は日本出版販売株式会社と有志出版社29社が1999年10月1日に設立したニュービッグウェーブ。
バリアフリーの新出版「ユニバーサルBOOK」という同サービスは、オンデマンド出版をおこなう同社だからこそ実現したサービスだ。温度万度出版は湯気立つアツアツの本が配送されるサービス…のハズはないか。まずは「オンデマンド出版」って事業を。
オンデマンド出版とは、物理的な在庫を持たず、書籍のデジタル原稿をサーバに蓄積しておいて、注文があった場合に1冊ずつ印刷・製本をして配送する新しい出版システム。
「必要なときに、必要なものを、必要なだけ」制作するという電子媒体と紙媒体の融合を実現した次世代出版事業だ。スゴイでしょ。
新サービスはオンデマンド出版を活用したもので、読者のライフスタイルに応じて、1つの作品に対し3つのサイズを用意。
- 一般読者向けの通常版 B6判(M)800円
- 高齢者や視覚障碍者向けの大きなサイズ・活字による拡大版 B5判(L)800円
- 視覚障碍者向けにさらに大きな活字の大活字版 B5判(LL)1,200円
大活字版(LL)では、視覚障碍者向けに書体と活字の大きさを変えており、固定化されたパッケージから開放された書籍のバリアフリー化を進めるとのこと。
同社によると、著作権が消滅した文学作品を電子データ化して無料開放しているネット上の図書館「青空文庫」のコンテンツが紙の書籍で手に入るようにできないかという読者からの要望が元ネタ。
「折角本にするのであれば、高齢者や視覚障害者の方でも読めるユニバーサルデザインのものにしよう」となった。
さて、第一弾のラインナップはコチラっ
- 宮沢賢治「風の又三郎」
- 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
- 山村暮鳥「ちるちる・みちる」
- 海野十三「十八時の音楽浴」
- 夢野久作「鉄鎚」
- 夢野久作「押絵の奇蹟」
今後は2001年3月までに100点の出版を目指すとのことで、今後出版社に働きかけを行い、通常の新刊出版に並行して、ユニバーサルBOOK形式での出版をするような新しい出版スタイルの構築を目指すという。
更に手に入れられる本の形態も、紙の書籍以外に、点字や音声、電子書籍まで、一つのコンテンツが様々な形態で手に入る、書籍におけるユニバーサルアクセスを実現していく計画だ。
新サービス「ユニバーサルBOOK」は、表紙も2種類のデザインから選択可能で、送料は380円。3つのサイズ中一番高い大活字版でも1,200円と、価格もコンセプトもスバラシすぎます。なんともクレバーな集団が世の中にはおられますよねぇ…
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