政府の「公的年金一元化懇談会」の協議により、農林年金と厚生年金の統合が見送られることとなった。
5つのサラリーマンの年金制度(被用者年金)のうち「農林年金」と「厚生年金」は以前より、統合問題の焦点だ。
5つのサラリーマンの年金制度(被用者年金)とは−−
- 民間企業サラリーマンの「厚生年金」(約3296万人)
- 地方公務員の共済「地共済」(地方公務員共済組合・約331万人)
- 国家公務員の共済「国共済」(国家公務員共済組合・約111万人)
- 農協職員が加入する「農林年金」(農林漁業団体職員共済組合・約48万人)
- 私立学校教職員の「私学共済」(私立学校教職員共済組合・約40万人)
農林年金は農協や漁協の合併による合理化で加入者が減り財政が厳しく、2003年度には赤字の見通し。5つの年金制度中最もキビシーところ。
今回、厚生年金への統合の際に持参金代わりに持っていく統合移換金の額や、加入者数の見込みなどで意見が一致せず、2001年4月からの統合は見送りとなった。「移換金」問題は他制度との統合でも注目されているポイントだ。
今後、農林年金側は予定の半年後の2001年10月からの統合を目指しているが、それも厳しい情勢。予定の1年後2002年4月以降の可能性も出てきており、今回のチャンスを逃した痛手は大きなものになるカモ。
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