厚生省は、特別養護老人ホームのベッド不足解消の一環として、5%の定員超過を容認する。と、いっても満員の部屋に+5%の要介護者を詰め込むってワケじゃない。
特別養護老人ホームは、寝たきりや痴呆症の高齢者が入居する老人福祉施設で、運営は社会福祉法人と自治体に限られる。
都市部などでは整備が遅れており、現在、約47,000人の入所待機者が存在しており、供給体制を整えることは急務とされている。
同省は今後5年でさらに7万人分を整備する計画。また、設置条件の緩和策や、民間事業者の参入を解禁する方向で検討を開始するなどして規制緩和も実施していく。
今回、対象とするのは入所待ちをしている重度要介護者の家族が急に入院して介護できなくなったケースなど、特別な事情で入所者を受け入れざるを得ない場合に、併設されているショートステイ施設の空きベッドでの受け入れを可能とする。
容認する5%の定員超過の端数は切り捨てとなるので、定員50人の施設の場合は2.5人=2人まで超過できることとなる。
ただし、超過限度数を超えたり、施設基準で定められた以上のベッドを詰め込むなど、療養環境を悪化させた場合には、罰則として保険から施設に支払われる介護報酬の減額措置を講じる方針だ。
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