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ユニバーサルデザインを取り入れた紙パック

−大手3乳業、関係団体、農林水産省の取り組み−

2001/01/24(Wed.)

 高齢者や視覚障害者へ配慮した包装設計のバリアフリー対応が進んでいる。牛乳パックもそのひとつ。

 視覚障害者などの意見で「紙パックの牛乳と思って飲んでみるとジュースだった」などの問題がある。

 同様に点字表記のある缶類であっても「酒類」と表記されており、ビールと思ったら酎ハイだったというケースやジュース・お茶のペットボトル、缶詰、カップのインスタント食品などでも同じ問題が発生している。

 利用者自身が点字シールなどを貼り付けたりするなどの対応もあるが、消費サイクルの早い飲料では特に「メーカーがもともとつけている」表記が求められている。

 農林水産省によると、2001年8月ごろより牛乳の紙パックの形状が一部変更されるとのこと。大手3乳業や関係団体の努力が実った。

 変更されるのは500mlや1mlの紙パックの上部で(てっぺんの屋根型の部分)、開け口とは反対側に半径2.5mmまたは6.5mmの半円の切込みをひとつ入れる。

 切り込みにより触れるだけで牛乳パックであることが容易にわかるしくみ。同省ではモデル事業として昨年度に約30都道府県で販売している。

 日本工業規格では「高齢者・障害者配慮設計指針−包装・容器」として、包装・容器の識別に関する規定があり、開け口や開封部の場所や内容物、同一又は類似形状の包装・容器のないようにする−−などが規定されている。

 今回の取り組みは評価されるべきものだが、更なる進歩として値段や賞味期限などの表記をはじめ、牛乳以外でも外から触って中身がわからないものすべてに同様の配慮が求められている。今回の対応が紙パックバリアフリー化の大きな第一歩であることを願いたい。


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