1999年度国民健康保険の財政状況が明らかとなった。収支差引額は、1,867億円で前年度比で24.1%の減少率、減少額は593億円となっている。
収入合計は一般被保険者分と退職被保険者分とを合わせたもの。8兆6,371億円で前年度比6.4%、5,201億円の伸びとなった。
いっぽう、支出合計は8兆4,043億円で前年度比6.4%、5,049億円の伸び。
収支差引額は2,328億円となり、前年度比でも7.0%、152億円の伸びがあるが、国庫支出金精算額等を考慮した収支差引額(精算額控除後差引額)では1,867億円、前年度比減少率24.1%、減少額593億円と、精算額控除後差引額は大きく減少した。
収入をみると、大半を占める一般被保険者分では赤字基調が続いているが、国庫支出金の伸びが前年度と比較して大きいことにより、大幅に増加、そのほか被保険者数が増えたことにより、保険料収入も増加した。
支出では、老人保健拠出金が3,063億円、伸び率14.0%と大きく増加。保険給付費も1,941億円、伸び率3.7%も増加した。
老人保健拠出金と保険給付費の伸び率が1998年度よりも増加したことにより、一般被保険者分の赤字額が増加した要因となっている。
今後も高齢化の進展等にともない、保険給付費及び老人保健拠出金が増加、支出の増加が見込まれることなどから、市町村国保の財政状況は一層厳しい状況になることが予想される。
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