自転車のインターネット販売を開始したブリヂストンサイクルが、独自開発の新型モデル車いすで車いす市場へ本格参入した。
新商品名は「ブリヂストンF-LINE」。車いすでは、はじめて路面からの振動や衝撃を吸収するサスペンション付キャスター(小形の車輪)を標準装備したもので、従来の車いすに比べ乗り心地を大きく向上させた。
スポーティ&スタイリッシュなデザインに、軽量・高剛性アルミフレームを車体に採用、軽いながらも、剛性感のあるしっかりした操縦感を実現。
車輪(駆動輪)には高圧タイヤを採用、路面からの抵抗が減る為、楽に車輪がまわせる。
また、自分の体格に合わせて、椅子の座高、肘かけ部分や足のせ部分の高さなどのサイズ調整が可能。座席の座面、背面のシートのテンション(張り)も調整できるため、すわり心地を好みにあわせ気持ちよく使用できる。
同社では、自転車以外の新分野の需要を積極的に開拓し売上の拡大をおこなっていくが、車いすは開発技術や販売面において自転車で培ったノウハウの応用が可能な分野。
新商品は、高齢社会に対応し車いす市場への本格参入として、かねてから開発、商品化をすすめていたものだ。
シートカラーはブルー、ブラック、イエローの3色。標準現金販売価格は18万円で、まず自転車店を中心とした車いす販売ルートづくりを進めながら、当面1000台程度の販売を目指すとしている。
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