リコーエレメックスが、高齢者が体調の異常を知らせることができる緊急通報システムの端末装置を開発。1人暮らしの高齢者や高齢者同居世帯向けに発売する。
緊急通報システムとは、主に独り暮らしの高齢者を対象に供給されているシステムで、気分が悪くなった時などに通報装置のスイッチを押すと受信機を経由して緊急通報センターなどへ通報され、そこから本人へ確認の連絡を入れてから、必要に応じて救急車を呼んだり、家族、知り合い、協力員などへ連絡して、通報した高齢者の家まで駆けつけてもらうというもの。
新製品の腕時計型通報装置「RTS-K30」と受信機のセットは、緊急通報システムの端末装置であり、緊急通報システムにはガス集中監視システムなどを利用する。
商品の性質上、販売は緊急通報サービス事業者や、ガスの検針やガス漏れなどを集中監視するシステムを持つガス販売事業者など、緊急通報ができるシステムを提供している事業者を通じておこなうため、商品の価格も各事業者の緊急通報システムにより異なる。
特徴は、福祉機器であることを感じさせないように腕時計の中に無線送信機能を内蔵し、普段も普通の腕時計として使えるようにしたこと。
アナログ表示タイプの腕時計機能を持った腕時計型通報装置は国内初だ。
時計のケースの右側面に配した通報ボタンを押すと、家庭内に設置した受信機を経由し、NTT回線を通じて緊急通報センターなどへ通報される。通報ボタンを押すと文字板6時の位置にある通報確認用ランプが光り、送信したことがひと目で確認できる。
障害物がない状況で使用する場合、受信機から約100mの範囲で受信可能。事故の発生が多いお風呂でも使用できるよう10気圧の防水機能を付加した。
腕時計本体にも、文字板の数字は大きく太めとし、留め金具は付け外しの容易なプッシュ式を採用。とっさの時にすぐに押せるよう通報ボタンは大きめで、肌にやさしい耐久性の優れたシリコンバンドを採用するなど、高齢者に使いやすいデザイン設計。
将来的には高齢者向けに、センターを介せずに知人宅や家族の携帯電話などへ通報するパーソナル商品としても展開していく考えだ。
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