日通工が、介護老人福祉施設・介護老人保健施設向けに、ケアプランと介護情報システムを連動させた「日通工介護オーダリングシステム」を開発した。介護の質の向上を支援するITシステムで、3月12日より販売を開始する。
同システムは、介護の現場で日々行われる介護の計画から実施、報告、評価までの業務において、ケアプランと介護情報システムを連動させることにより、一貫したケアマネジメントの実現を可能にするもので、計画から評価までを連動させたものは日本で最初。
実際の操作方法例としては、壁掛タイプの入力端末に職員カードを読み取らせ、利用者(入居者)を選択。具体的な介護内容がケアプログラムに基き画面に現れ、項目を選択。
例えば、風邪症状の援助の場合、具体的な介護項目として、鼻汁の観察、鼻閉の観察、韻頭痛の観察、咽頭発赤の観察、腹痛の観察、検温などの項目が表示される。
これらに対して順次、鼻汁あり、鼻閉なし、などを選択しタッチすることで記録していくことにより、必要なデータは必ず得られるようになり、さらに日誌として均一なものが作成される。
標準ケアプログラムとして、風邪症状の援助などの利用者の健康に関する援助課題や歩行や排泄等の援助などのADL関連、生活関連動作の援助などのIADL関連、離床の援助などのQOL関連で数百のテーマを用意。
介護記録には上記の他にも、食事や余暇活動等についても記録できるようになっている。
日通工介護オーダリングシステムの特長
- 約3000におよぶ介護項目を体系化し、データベース化したことにより、ケアプランから報告、評価までが連動。また、指示や報告が標準化され、より具体的な介護指示を明確に出す事が可能。
- 介護計画(ケアプラン)との連動により、一貫したケアマネジメントの実現が可能で、特にモニタリング機能によりケアプランの明確な評価が可能。
- 介護内容のプログラム整備(ケアプログラム)により、より具体的な介護指示を明確に出すことが可能。
- 介護の詳細な内容の入力は、ケアプログラム入力画面から介護内容を選択し入力する方式を採用。
- 介護記録を入力する介護情報入力端末は壁掛タイプ2種とデスクトップタイプを用意。壁掛タイプは両手を空けて、いつも通りの介護業務が可能。
- 介護情報入力端末は、主要な介護現場に設置してあるので、いつでもどこでも入力可能。
- 定型の日誌・帳票・資料等をいつでも簡単に自動作成することが可能。
- 介護記録の入力も選択入力方式なので介護職員の介護記録内容にレベル差がなくなり、情報の信頼性も向上。
- 介護記録の確認や分析が可能となり、業務の効率UPと介護内容のレベルUPが可能。
- 福祉情報関連機器とのシステム化も可能。
- 個人の排尿パターンが分かる為、おむつ外しの手助けが可能。
システム構成は、50床規模の標準的な施設向けで、サーバ1台、介護情報入力端末10台、管理用パソコン3台、プリンタ2台。価格は工事費込み、税別で1,800万円。年間100システムの販売を目指す。
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