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介護保険事業分析シリーズ第2回

−シナジーワーク・プランニングセンター「訪問介護事業の事業分析手法の概要」−

2001/03/02(Fri.)

大人の青汁
 シナジーワーク・プランニングセンターが「訪問介護事業の事業分析手法の概要」をまとめた。前回の分もゼヒご覧くださいませ。

 訪問介護事業の売上を分析し、事業戦略・戦術に生かすためには、どの様な係数・情報を管理する必要があるのか考察。

 事業実績を分析し、今後の事業の戦略、戦術を明確にし、次年度の予算編成等に向けての準備に必要となるものだ。


 ふくチャンNewsでは、同手法を簡略化して4回にわけてお届け。サービスを受ける側の人は事業者選びの参考にしてもらえばと。さて、スケジュールはコチラ。
  • 第1回
    • 公式1から導かれる2つの売上向上努力
    • 顧客増を考える
  • 第2回
    • 顧客単価を分解しよう
    • 事業効率は平均サービス単価でみる(公式2)
  • 第3回
    • 事業の量的側面と効率面をビジュアルに把握
    • 顧客の要介護度を観る
  • 第4回
    • 限界利益−究極の事業効率−
    • サービス単価の傾向と効率性−取りあえずの判断のために−


 っという事で、今回は「顧客単価を分解しよう」と「事業効率は平均サービス単価でみる(公式2)」。前回までは僕でも簡単だったが、今回のレベルはさすが専門家!といった内容。ん。でもマダなんとかついていけますよ。では、次回もオタノシミに。


顧客単価を分解しよう

 公式1では不明瞭な顧客単価の詳細を明確にするため、以下の数式で表現する。

顧客単価=売上÷客数=(Σ(サービス単価×派遣回数))÷客数


 以上の式から顧客単価の増減原因を把握するときには、顧客別のサービス単価と派遣回数の把握が必要不可欠となる。

 また、Σ(サービス単価×派遣回数)を実際に計算するときには顧客別の集計計算が必要となり、以下のような計算が必要となる。

顧客 顧客別売上
N1 (S1×F1)+(S2×F2)+・・・(Sx×Fx)=Sale1
N2 (S1×F1)+(S2×F2)+・・・(Sx×Fx)=Sale2
 
 
 
Nx (S1×F1)+(S2×F2)+・・・(Sx×Fx)=Salex
―――――――――――――――――――――――――
売上= Sale1+Sale2+・・・・・+Salex
   
(注)
N=個別の顧客
S=サービス単価(種類コード)
F=そのサービスの派遣回数(月)

 ここで言う「サービス単価」とは訪問介護のサービスコード毎の単価を指し、「派遣回数」とは各顧客が月に何回そのサービスを利用したのかということ。


事業効率は平均サービス単価でみる(公式2)

 さて、上記の顧客単価の数式を公式1に代入すると、以下の公式1’となりさらに、展開すると公式1’’となる。

公式1’ =(Σ(サービス単価×派遣回数)÷客数)×客数=売上
公式1’’ =Σ(サービス単価×派遣回数)=売上

 この公式1’’の左辺は「平均サービス単価×平均派遣回数×客数」となり、公式1’’は以下の公式2と表現できる。

公式2=平均サービス単価×平均派遣回数×客数=売上

平均サービス単価= 売上÷派遣回数
平均派遣回数= 派遣回数÷客数

 公式2は効率性を表す顧客単価を更に、平均サービス単価と平均派遣回数に分けて分析することが可能となる。

 ここで言う平均サービス単価とは1派遣当たりのサービス単価を意味し、1回派遣したら幾らの売上になっているのかを示すもの。公式2に平均サービス単価と平均派遣回数の式を代入すれば、以下の公式2’と表現できる。

公式2’=((売上÷派遣回数)×(派遣回数÷客数))×客数=売上

 顧客単価=平均サービス単価×平均派遣回数となるが、平均サービス単価は事業の効率性を示す。また、平均派遣回数はサービス量を示すもので事業の量的側面を示すもの。よって公式2は以下の様に読みとることが可能。

公式2=効率性×サービス量×顧客(量)=売上

 この様に、公式1においては顧客単価が事業効率を示すものだったが、この顧客単価には効率面と量的側面が同居していたわけで(効率性を示す平均サービス単価と量的な平均利用回数)、純粋に効率を問えない公式だった。

 しかし、この公式2においては、平均サービス単価が事業の効率性を示す数値となり、あとの数値(平均派遣回数と客数)は事業の規模、量的側面を表す。

 よって、事業の効率面と規模や量の側面とを両方把握するためには公式2の方が正確な理解、より有効な理解が得られる。


シナジーワーク・プランニングセンター概要
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