ラタン工房が「車いす用籐シート」の製造とリフォームを開始した。製品は、一般的な車いすにそのまま使える籐で編んだ車いす用の座と背もたれのシート。
同社は籐製品の製造・修理をおこなっており、現在、籐を使った介護用品を開発中だ。
新製品は、車いすを使っている顧客より「籐で車いすは出来ないだろうか」という話があり、それをきっかけに約1年で現在の形になった。「着脱が簡単で折りたたみができるようにするのに苦労しました」(八田代表)という。

従来の車いすの問題点としては「シートはビニールレザーなどで作られているため通気性が悪く、暑い季節は汗で蒸れる」や、「折りたたみ構造になっているため座および背もたれのシートは両側のパイプだけで固定されているため、座ったときにからだが沈み込み、座り心地が悪い」、「シートのデザインはカラフルなものが増えてきたが車いすのイメージは変わらない」などがあった。
新製品「車いす用籐シート」の特長は、座と背もたれは籐編みで作るので通気性が良く蒸れず、水洗いが出来るので汚れても安心。また、木枠を使っているので沈み込みがなく、籐編みの適度な弾力が得られる。
籐の柔らかいデザインで洋室でも和室でも違和感なく籐椅子のイメージで使うことができる。使用している車いすにそのままかぶせても使えるのでレンタルの車いすにも使える。その際、ビニールシートは取り外したほうが通気性が良くなり蒸れない。
取り付けは車いす本体には手を加えず、座を本体に合わせてはめ込み背もたれを立てるだけ。座幅により40cmと42cmの2種類を用意した。
現在、試作品を老人ホームなどに10台ほど提供しているが、デザイン・座り心地ともに好評で、特にデザインは車いすのイメージを変えてくれると評価が高い。
新製品発売記念として、通常価格1台4万円のところ先着10名にモニター価格1台1万円で提供中とのことだ。
編み方も網代(あじろ)編みの1台4万円と、ウイッカー編みの1台3万円を2種類用意した。実用新案出願中。
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