帝人は環境にやさしく、特殊層構造により表面に水分が残るのを抑えた大人用おむつ「ミクロバリアー」を発売開始する。
同社によると、高齢者人口の増加に伴い、介護用おむつの年間需要も現在の約24億枚から2015年には35億枚へと急激な増加が見込まれている。
現在、国内の大人用おむつ市場では紙おむつが約97%使用されているが、使用後の廃棄処理方法をめぐり、特に大都市圏では環境問題の深刻化が将来予想されている。
新製品は廃棄処理の際、環境上問題となる高分子吸水ポリマーを一切使用せず、独自のポリエステル繊維と特殊層構造を採用することで、繰り返し洗濯を可能にした「ミクロバリアーR」を開発し、おむつの廃棄処理問題の改善に成功。
また、リネンサプライヤーの協力により、洗濯試験を繰り返し耐久性と経済性を確認した。病院での着用試験も実施、快適性についても高い評価を得ることができ、商品化へと繋がった。
尿取りパッドと布おむつからなる構造で、尿取りパッドは特殊層構造により尿吸水後の後戻りを抑えた快適性を特徴としている。
布おむつは軽量・速乾性に優れたポリエステル100%素材を使用。綿織物のおむつに比べて40%軽く、乾燥時間も約1/2となった。
販売は、国内のリネンサプライヤーをはじめ、洗濯設備を有する病院・老人介護施設を対象とし、初年度の売上は約5億円を見込む。
今後は、環境に関心の高い福祉先進国である北欧、ドイツ、カナダなどへグローバル展開していく計画。
ユーザーのニーズに応じた商品の開発にも着手し、「ミクロバリアーR」の総称で介護用品のバリエーションを広げていく。
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