NECは、上肢障害などで、行動や姿勢及び発声に制約があるユーザのために、画面上の文章を拡大表示すると同時に合成音声で読み上げる機能や、合成音声・録音済み音声で意思伝達を支援する機能を持った、上肢障害者向けパソコン利用支援ソフトウェア「オペレートナビEX(Ver1.0)」を、発売する。
同社は従来より、一般のマウスやキーボードの操作が困難なユーザが、その障害の状況に応じた入力スイッチ類を利用して、画面からキーボード(オンスクリーンキーボード)操作ができるなどの機能を持った、上肢障害者のためのパソコンの利用支援ソフトウェア「オペレートナビ(Ver.2.0)」を提供している。
新商品は、従来のパソコン操作支援機能に加え、あらたに、パソコン画面から離れた場所で利用するユーザや、発声が困難なユーザの会話支援機能を搭載し、より多くのユーザのインターネット社会への参画を促進するもの。
ワープロソフトで作成された文章、メールやインターネットの文章を拡大表示しながら、合成音声で読み上げる機能を搭載。
特に障害の状態により、ベッド等でパソコンの画面から離れていたり、画面と正対しない状態(姿勢)で利用するユーザ向けに、文章表示を拡大して見やすくするとともに、合成音声により文章を読み上げ、内容を確認することができる。
また、あらかじめテキスト文章として入力または音声で録音した日常よく使う言葉(定型句)を、画面上のキーボード(オンスクリーンキーボード)の絵(画像)やキーに登録し、押しボタン式スイッチ類などを利用して選択するだけで言葉を音声として再生する「合成音声や録音音声による意思伝達の基本的な機能」を装備。発声が困難なユーザの会話を支援する。
アプリケーションで利用するメニューやダイアログなどに色枠を付けて強調表示したり、項目名を合成音声で読み上げることが可能。また、オンスクリーンキーボード上の複数のキーをひとつに統合して操作し易い大きなキーを作るなどアプリケーションに応じたカスタマイズの自由度を向上した。
出荷開始日は、2001年5月31日で、標準価格は59,800円。同社は、今後ともハードウェア/ソフトウェアの両面からパソコンのアクセシビリティ向上に向け、取り組んでいく考えで、新商品は、「意思伝達機能搭載」「インターネット利用機能強化」「アプリケーションの操作性向上」など、既存ユーザの声を反映した強化により、上肢障害者におけるパソコンの用途をさらに拡大するものだ。
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