セイコーインスツルメンツは、全ての人に使いやすいことをコンセプトとするユニバーサルデザインを採用した「電子辞書 UD600」を開発し、同社の国内向け民生品の総販売代理店であるエスアイアイ販売から家電量販店などを通じて6月下旬より販売を開始する。
新製品は、多くのユニバーサルデザイン商品の開発に実績があり、第1人者である中川聴氏・トライポッド・デザインの協力を得てデザイン。使いやすさを徹底的に考えた、人に優しく、誰にでも使いやすい電子辞書とした。
岩波書店の「広辞苑第5版」の文字情報をまるごと収録し、解説画面の文字を24ドットの大きな文字で表示する「文字拡大機能」を搭載。「拡大」キーを押すと16ドットの標準表示から24ドットの拡大表示へ切り替わる。
切り替え後の検索では、電源をオフしても解説画面はいつも拡大表示となり、全ての解説を大きな文字のままで読むことができる。拡大表示された画面のときに「拡大」キーを押すと標準表示に戻り、拡大表示時は標準表示の約1.5倍、書籍版の辞書の約5倍の大きさで表示。
「ひらがな」で直接入力できる50音配列のキーボードの採用により、「ローマ字」が苦手な人や子供でも楽に簡単に使うことができる、使いやすさ最優先のユニバーサルデザインとした。
漢字が読めない時は、音訓・部首・総画数の3つの手がかりで検索できる「漢字検索機能」を搭載。今までは漢字の読み方が分からないと意味を調べにくかったが、この機能を使えば読めない漢字の読みが分かり、その漢字を含む言葉の意味を調べることができる。
結婚式やパーティーでのスピーチのネタ探しにも役立つ「慣用句検索機能」を搭載。検索したい慣用句のキーワードを任意に指定すると、広辞苑のデータに収録されている約7,000の慣用句の中から、指定したキーワードで始まる慣用句を探し出す。
広辞苑の解説文中に、参照する項目の指定(→印などで示される)がある場合、その項目へ画面を直接ジャンプさせて意味を調べる「ジャンプ機能」を搭載。
「見出し語一覧機能」によって見出し語のみを一覧表示して、前後の語句の検索が簡単にできる。また、長い言葉は途中までの入力で意味が調べられるので、最後までいちいち入力しなくても済む。
その他、前回電源を切った内容から再スタートできる「レジューム機能」や、電池の無駄な消耗を防ぐ「オートパワーオフ機能」。見出し送りキーおよび上下左右カーソルキーを押し続けると、繰り返し機能する(早送りする)「オートリピート機能」などを採用した。
サイズは147(W)×190(H)×38(D)mmで、質量は約350g(電池込み)、価格は22,000円で、販売目標台数は、年間100,000台としている。
同モデルは同社が基本設計、デザインしたものを、プロダクトデザイナー中川聰氏の監修を受ける形で制作し、トライポッド・デザイン「UDマーク」を表記した。
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