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マンション改革「ケアデザインプラン」を全物件に導入

−三井不動産が高齢者対応仕様を策定・標準化−

2001/05/30(Wed.)

大人の青汁
 三井不動産は、同社ブランド「ケアデザイン」のノウハウを、全マンションに導入していく。

 同社では、1999年2月から「介護のある暮らしをもっと豊かに」をコンセプトに、「ケアデザイン」ブランドによる介護支援事業を展開しており、今回、導入していくのは、そのノウハウを活用した専有部と、共用部の高齢者対応仕様を指す「ケアデザインプラン」。

 ケアデザインプランの導入にあたり、専有部(住戸内)仕様と共用部仕様の双方について、「ケアデザインプラン設計マニュアル」を策定した。今後、同社の発注する首都圏の物件から、順次適用していく方針だ。

 ケアデザインプランとは、家族を在宅で介護する可能性を想定しつつも、当面は通常の暮らしをするというニーズにも応えるもので、在宅ケアに対応できる住まい(要介護者との生活に対応できる仕様)として、通常のマンションの延長線上にあることを特長とし、介護サービス付きマンションや有料老人ホームとは異なるもの。

 「ケアデザイン住戸内プラン」では、現在介護が必要な場合は当初から「ケアデザイン住戸内プラン」の選択ができることのほか、将来の介護に備えて介護の必要程度に応じた器具の追加や設計変更がし易い工夫をあらかじめしておくもので、各マンションに必ず1タイプ以上(メニュープランも含む)設置することから開始する。

 具体的には、高齢者の生活に対応できるプランニング(間取り)やバリアフリー化(上がりかまちは除く)をはじめ、車いす対応の洗面台(OPTION選択)、廊下や出入口幅等のモジュール確保、扉の引戸化、手すり設置及び手すりり設置(準備)のための下地処理、コンセントの高さ設定など、キメ細かい独自の基準と工夫をこらした設計仕様とした。

 共用部分については、将来的な変更が管理組合の了解がないと困難であるため、当初から「ケアデザイン共用部プラン」の仕様を、全てのマンションで標準化する。

 具体的には、介助式車いすを使用する人が住戸の玄関までスムーズに到達できるよう、マンション入口から住戸玄関までがバリアフリーとなる経路を設定し、共用廊下に手すりりの設置をおこなう他、車いすの動作を考慮したエレベータホールスペースならびにエレベータの大きさを確保するなどの対応をする。

 また、同社マンションでは従来から、当社独自のセキュリティーシステム「ベルボーイ」を導入しており、このなかで「緊急コール」を設置。同システムは、緊急時にガードマンが駆けつけるとともに、あらかじめ入居者の希望に応じて登録した、かかりつけの病院や親族など、3ヶ所の緊急連絡先に連絡が可能というもの。今回のケアデザインプランとあわせて利用でき、より安心な生活をサポートできるものとなる。

 ケアデザインプラン策定には、昨年7月に初めて「ケアデザインパッケージ」を導入し、販売した「パーク・ハイム豊中緑地公園」(大阪府豊中市:2000年6月21日リリース)での対応・販売結果なども踏まえて取り組んできた。

 また、導入にあたっては、同社の住宅情報誌である「こんにちは」の会員に対するインターネットによるアンケートをおこない、顧客の関心が高いことも明らかとなった。

 アンケートの、「マンションの住戸内は、将来的にどのレベルまでの変更ができると安心ですか?」の問いでは、「車いすを利用するレベルまで希望」54%。「手すりや杖が必要だが自立して歩けるレベルまで希望」40%。「手すりや杖に頼らないで生活できるレベルまで希望」6%。−−となった。

 「1年以内にマンション購入をするとしたらどのタイプを検討されますか?」の問いでは、「将来的に高齢者対応が可能な住戸を検討」77%。「現在高齢者対応がなされている住戸を検討」14%。「現在も将来も高齢者対応ができない住戸を検討」9%。「三井不動産の「ケアデザインプラン」の取組みについて?」の問いでは、「期待する」97%。「期待しない」3%。−−の結果となった。

 同社は今回の対応を、マンション事業における重要な商品戦略の1つと位置付けており、首都圏第1号物件として「パーク・ハイム茅ヶ崎東海岸南」を、6月上旬から販売開始する。


三井不動産株式会社概要
  • ホームページ:三井不動産
  • 所在地:東京都中央区日本橋室町2-1-1
  • 電話:03-3246-3055

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