オムロン・ヘルスケアビジネスカンパニーは、新機構の「フィルター付イヤチップ」の採用により、補聴器に詰まった耳あかを簡単に取り除くことを可能にした、軽度難聴者向け耳あな型補聴器、オムロンイヤメイト「AK-04」を6月15日から発売する。
同社の調査によると、補聴器の市場は2000年度で約230億円、台数にして49万台。また、富士経済社、矢野経済社の調査によると、補聴器が必要とされている65歳以上の人口のうち、実際に補聴器を利用している人の割合は、現在5人に1人と大変低く、高齢者の増加と相まって今後ますます伸びる市場と考えられる。
新製品「AK-04」の主な特長である、新機構「フィルター付イヤチップ」は、従来品では、音質調節機能を持ち、27ミクロンという非常に細かい布目構造をしているフィルターに、粘性の高い耳あかが詰まると補聴器の聞こえが悪くなり、その都度修理に出す必要があった。
修理には、購入店やメーカーへ商品を送り、返却されるまでの間は補聴器を使用できないなど、不便な状況が起きていたが、「AK-04」では、フィルターをイヤチップにつけることにより、使用者自身でフィルターの交換をおこなう事ができるようになったことから、補聴器の故障原因の8割にあたる耳あか詰まりの問題を、ユーザー自身で解決することができるようになった。
外観でも、目立たないように補聴器を使用したいという顧客の声に応え、より肌の色に近い新カラーを採用。また、左右どちらの耳にも対応する設計となっており、両耳装着時にも便利。
設計面では、調整の必要がなく、買ったその日からすぐに使える簡単操作の補聴器で、突然大きな音が発生しても耳を痛めないよう最大出力音圧を一定値以下に抑え、かつひずみ感の少ない出力音にする出力制限装置を内蔵。初めてでも安全・快適に使用でき、耳への負担を軽減する安心設計。
新機構の採用で故障の軽減を図りながらも、従来品と同じ25,000円という低価格を実現。補聴器を使用したことがない初めての人でも、気軽に購入できる。初年度販売目標は90,000台とした。
補聴器には、耳の中に収めて使用する「耳あな型」、耳の後ろにかける「耳かけ型」、本体をポケットに入れてイヤホンをつなぐ「ポケット型」、メガネのツルに内蔵「メガネ型」の4タイプがある。
同社では、1992年より「買ったその日からすぐ使える簡単操作・安全設計」をコンセプトにした、耳あな型・ポケット型のイヤメイトシリーズを販売しており、特に1996年に発売した耳あな型の「AK-03」は、単品では5年連続で業界No.1の数量売上実績を上げ、好評を得ている。
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