日本IBMは、視覚障害者や、高齢者、弱視向けの音声読み上げインターネット・ブラウザーに、ウェブページへのアクセス、読み上げ機能を強化した最新版「ホームページ・リーダーWindows版バージョン3.01」を、7月19日から発売開始する。
ホームページ・リーダーは、ホームページや電子メールを、IBM
Pro TALKER 97の音声合成で読み上げる音声ブラウザー。
最新版V3.01の最大の特徴は、JavaScriptを使ったページの多くに対応したこと。現在、インターネット・ショッピングのウェブページなどでは、品物を選択するメニューや選択した項目の処理ボタンなどにJavaScriptが多用されている。
チケット予約、バンキングなどのサービスを提供するホームページも、多くの場合、JavaScriptで書かれており、メール・マガジンの購読登録のページでも、メール・アドレスなどの個人情報を入力する画面でJavaScriptが使用されることがある。
これらのページは今までのホームページ・リーダーでは読み上げることができなかったが、最新版のホームページ・リーダーV3.01では、JavaScriptも読み上げられるようになったため、目の不自由な人がインターネット・ショッピングやメール・マガジンを楽しめる可能性が広がった。
また、最新版では、ある程度利用できることが確認できたショッピング、テレビ番組表、検索サービスなどのウェブページを、ホームページ・リーダーの「お気に入り(ブックマーク)」にあらかじめ登録してあり、ユーザーはすぐにそれらのページを利用することができる。
従来版のホームページ・リーダーは、テン・キー(数値キーパッド)だけで操作できることが特徴だったが、最新版では標準的なフル・キーボードによる操作もできるようになり、他のアプリケーションでフル・キーボードに慣れている人にも使いやすくなった。
さらに、画面デザインも一新。従来版では通常のブラウザーとホームページ・リーダーがそれぞれ別ウインドウで表示されていたが、V3.01では同一ウインドウの中に、通常の視覚的なコンテンツを表示する画面と、読み上げテキストのみを表示する画面を同期して表示することにより、直感的に理解しやすくした。
ホームページ・リーダーを使用中に出てくるWindowsのメニューやダイアログの読み上げも可能になり、一部のプラグイン(RealPlayer等)にも対応。
全盲の人だけでなく、高齢者や弱視の人にも利用しやすいように、フォントサイズの拡大や、前景色と背景色にコントラストをつけるなど、ユーザーの見え方に応じた調整をおこなうことが可能になった。
操作を簡単に学べる「ヘルプ機能」を充実させていることも特徴。オンライン・ヘルプなどに加え、通常の音楽CDプレイヤーでも聞くことができる音声ガイド「はじめようホームページ・リーダーV3.01」がCDの音楽トラックに収録されている。インターネット接続プログラム「ホームページダイヤラー1.0」も同梱した。
サポートも充実しており、製品の導入や操作に関する質問などを30日間無料でサポートする「a-デスク」を設置するほか、日本IBMのアクセシビリティー・センターが運営するサイト「バリアフリーの扉」からも、さまざまな情報を提供していく予定。
最新版は日本IBMアクセシビリティー・センターと、米国IBMのアクセシビリティー・センターにより共同開発され、税別価格は15,000円、また日本語版V2.5からのバージョン・アップ版は9,800円。
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