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厚生労働省、介護保険施行後、初の総合調査結果を公表

−2000年介護サービス世帯調査の概況−

2001/06/29(Fri.)

大人の青汁
 厚生労働省は、「2000年介護サービス世帯調査の概況」を公表した。介護保険制度がはじまった2000年4月の2ヶ月後、2000年6月1日が調査日で、調査員の訪問面接により、4,414人から回答があった。

 「手助けや見守りを要する人と、世帯の状況」では、手助けや見守りを要する人が、80〜89歳に多い。また、女性が65%を占めており、その世帯構造は3世代世帯が34%と最も多い。

 「要介護者などの状況」では、要介護者などが介護が必要となった主な原因は、脳血管疾患が34%と最も多い。性別にみると、男性は脳血管疾患、女性では痴呆が多い。

 「主な介護者と要介護者などの状況」では、介護者を性別にみると、女性が72%と多い。また、毎日ほとんどの時間に介護をおこなっている介護者の40%は健康意識があまりよくないという。

 「家族・親族等と訪問介護事業者による介護内容」では、要介護者が、受ける介護内容は、食事の準備・後始末・掃除・買い物が72%以上と多い。事業者のみによる介護内容で多いのは、入浴介助・洗髪・身体の清拭だった。

 「居宅サービス・福祉用具の利用状況と利用要望」では、通所介護を利用した人が39%で最も多い。福祉用具の利用状況では、車いす・歩行補助つえ・特殊寝台の利用が多かった。


手助けや見守りを要する人と、世帯の状況

 手助けや見守りを要する人を年齢階級別にみると、「80〜84歳」「85〜89歳」でそれぞれ20%以上と多くなっている。また、性別にみると、男性34.9%、女性65.1%と女性が多くなっている。

 手助けや見守りを要する人の要介護認定の申請状況をみると、「申請した」人は74.9%で、認定された人のうち、最も多いのは「要介護1」。これを、性別にみると、男性では「要介護2」が、女性では「要介護1」が最も多くなっている。

 65歳以上の手助けや見守りを要する人について、手助けや見守りが必要となってからの期間別に要介護認定の申請状況をみると、「3年〜5年未満」「5年〜10年未満」では80%近くの人が申請しており、1ヶ月〜6ヶ月未満でも約60%の人が申請している。

 手助けや見守りを要する人のいる世帯を世帯構造別にみると、「3世代世帯」が34.0%と最も多くなっている。

 要介護認定の申請状況別にみると、要支援者がいる世帯では「単独世帯」が多く、要介護者がいる世帯では「3世代世帯」が多くなっている。「単独世帯」の割合は要介護の程度が高くなるに従って少なくなっている。

 手助けや見守りを要する人のいる世帯の住居の状況を種類・形態別にみると、持ち家で1戸建ての世帯が80%近くを占めている。

 手助けや見守りを要する人のための専用室の有無をみると、専用室を持っている世帯の割合は69.1%となっている。


要介護者などの状況

 手助けや見守りを要する人のうち、介護保険法の要支援又は要介護と認定された人を年齢階級別にみると、「80〜84歳」「85〜89歳」がそれぞれ20%以上と多くなっている。

 性別にみると、男性33.8%、女性66.2%と女性が多く、これを年齢階級別にみると、「70〜74歳」以上では女性が多く、「90歳以上」では80.3%となっている。

 要介護者などの手助けや見守りが必要となった主な原因をみると、「脳血管疾患」が34.1%と最も多くなっている。

 性別にみると、男性は「脳血管疾患」が51.6%と特に多く、女性では「痴呆」「骨折・転倒」「高齢による衰弱」も多くなっている。

 要介護者などの現在の心身の状況をみると、「全部介助が必要」「一部手助けが必要」を合わせた割合は、「一般家庭用浴槽の出入り」「つめ切り」が多く、次いで、ベッドから車いすへ乗り移るなどの「移乗」、「ズボンの着脱」が多くなっている。

 要介護などの認定状況別に住宅設備の状況をみると、「入口に段差がない」は要介護の程度が高くなるに従って多くなる傾向にあり、「手すりを付けている」「洋式便器になっている」は要介護の程度にかかわらず多くなっている。


主な介護者と要介護者などの状況

 主な介護者を性別にみると、女性72.2%、男性19.5%と女性が多くなっている。主な介護者と要介護者などの組合せを性別にみると、女性が女性を介護している割合は42.9%、女性が男性を介護している割合は29.2%となっている。

 この組合せの状況別に年齢をみると、女性が女性を介護している場合は、「50〜59歳」の人が「80〜89歳」の人を介護している割合が31.4%と多くなっている。また、女性が男性を介護している場合及び男性が女性を介護している場合は、「70〜79歳」の人が「70〜79歳」の人を介護している割合が多くなっている。

 要介護者などからみた主な介護者の続柄をみると、「配偶者」「子」「子の配偶者」がそれぞれ約30%となっており、これらをさらに性別にみると、「配偶者」「子」では女性が男性の約2倍、「子の配偶者」では、ほとんどが女性となっている。

 主な介護者が1日に介護に要している時間をみると、「必要なときに手をかす程度」が34.7%と最も多く、次いで、「ほとんど終日」29.7%となっている。

 要介護などの認定状況別にみると要支援者、要介護1・要介護2では「必要なときに手をかす程度」が最も多くなっている。いっぽう、要介護3以上では「ほとんど終日」が最も多くなっている。

 性・介護時間別に主な介護者の健康意識をみると、「ほとんど終日」介護にあたっている男性では、「あまりよくない」と「よくない」を合わせた割合は41.2%であり、「2〜3時間程度」の21.3%に比べると多くなっている。

 女性でも「ほとんど終日」では、「あまりよくない」と「よくない」を合わせた割合は42.2%で、「2〜3時間程度」の17.5%と比べるとかなり多くなっている。


家族・親族等と訪問介護事業者による介護内容

 要介護者などが、家族・親族や、訪問介護事業者から受けている16項目の介護内容をみると、「食事の準備・後始末」74.0%、「掃除」72.2%、「買い物」72.1%などが多くなっている。

 要介護などの認定状況別にみると、「体位交換・起居」「口腔清潔」「洗顔」などでは要介護の程度が高くなるに従って多くなっている。

 各介護内容について、介護者の組合せの状況をみると、「事業者のみ」による介護の割合が最も多いのは「入浴介助」の42.5%であり、次いで、「洗髪」40.2%、「身体の清拭」23.0%となっている。

 いっぽう、「主な介護者のみ」による介護の割合は、「入浴介助」を除いて他のすべての項目で最も多くなっている。

 また、「事業者と家族等(家族・親族)介護者」による介護は、「話し相手」「排せつ介助」「着替え」などが10%を超えている程度となっている。

 「事業者のみ」による介護が多い「入浴介助」「洗髪」「身体の清拭」について要介護などの認定状況別に介護者の組合せをみると、「入浴介助」「洗髪」では、要介護の程度の低い人は「主な介護者のみ」から介護を受けている割合が多く、要介護の程度の高い人は「事業者のみ」から介護を受けている割合が多くなっている。


居宅サービス・福祉用具の利用状況と利用要望

 要介護者などの5月中の居宅サービスの利用状況をみると、「通所介護」を利用した人が39.2%で最も多く、次いで「訪問介護」となっている。

 世帯構造別にみると、単独世帯では「訪問介護」が63.0%と特に多く、次いで「通所介護」34.5%、「食事宅配・配食サービス」20.7%となっている。また、3世代世帯では「通所介護」が多くなっている。

 要介護者などが利用している居宅サービス以外に今後利用したい居宅サービスをみると、要支援者は「食事宅配・配食サービス」「短期入所生活介護」「通所介護」が多く、要介護者は「短期入所生活介護」「訪問入浴介護」「食事宅配・配食サービス」が多くなっている。

 要介護者などの福祉用具の利用状況をみると、「車いす」「歩行補助つえ」「特殊寝台」などの利用が多くなっている。

 要介護の認定状況別にみると、「車いす」「特殊寝台」「特殊寝台付属品」「じょくそう予防用具」は要介護の程度が高くなるに従って多くなっている。

 要介護者などの利用している福祉用具以外に今後利用したい福祉用具をみると、要支援者は「手すり」「入浴補助用具」「車いす」が多く、要介護者は「車いす」「特殊寝台」「入浴補助用具」が多くなっている。


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