タイムズコーポレーションは、接続が簡単で、電話の声を聞き取りやすく増幅する、受話音量増幅器「きこえてるTA-11」を発売した。
同社は、1993年より福祉機器事業を開始し、視覚障害者や高齢者向けの機器の企画・発売をおこなってきた。1995年の拡大読書器の販売を皮切りに、1996年からは、聴力補助の装置として赤外線補聴システム「アシストホーン」の取り扱いを開始している。
「きこえてるTA-11」は、加齢に伴う聴力の低下によって、電話の声が聞き取りにくいという人に向けた機器。
加齢に伴う聴力の低下は、老化現象の1つであり、病気と言うよりは生理的な機能の低下といえるもの。
新製品は、電話機と受話器の間につないで、受話器の音量を増幅する。増幅は、音声帯域を中心におこなうため、ノイズを抑えた聞き取りやすい音質になる。
音響機器メーカーのプリモ販売との共同開発によって製品化。一昨年発売し、好評を得た「聞こえてるTA-10」の後継機種となる。
「聞こえてるTA-10」の使いやすさはそのままに、デザインの見直し、ACアダプタによる電源供給などの改良をおこなった。さらに、「結線識別設定」機能により、ほとんどの電話機で使えるようになった。「結線識別設定」機能は、プリモ販売と共同で特許出願中だ。
「きこえてるTA-11」を電話機と受話器の間につなぎ、付属のACアダプタをコンセントに差し込むだけで使える。電話工事も不要で、簡単に使える点が特長。
回転式で無段階の音量調節ツマミにより、聞きすい音量にピッタリ合わせることができ、ツマミは大きめで、手元を見なくても調節しやすくなっている。
マイコンの搭載で、音量増幅時のノイズを抑え、クリアーな音質を確保。さらに低音・通常音・高音の中から好みの音質を選べる。
電話機と受話器間の配線は、すべての電話機が同じではなく、一部の電話機は、配線が逆になっている場合がある。「きこえてるTA-11」の「結線識別設定」機能は、電話機と受話器間の配線を調べ、「きこえてるTA-11」を使えるように設定。
設定は初回使用時のみで、付属の外部マイクを使い、簡単に設定できる。「結線識別設定」機能によって、電話機を買い替えたりすることなく、「きこえてるTA-11」を使うことが可能となった。
価格は12,500円で、年間販売目標は3000台としている。
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