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視聴覚障害者向け放送が増加

−総務省調査「視聴覚障害者向け放送の現状」−

2001/07/03(Tue.)

大人の青汁
 総務省は、一般テレビ放送事業者を対象として、字幕放送や、解説放送、手話放送の実施状況について調査を実施。2000年度の視聴覚障害者向け放送の年間実績などを取りまとめた。

 調査は、標準テレビ放送をおこなう放送事業者のNHKや、民間放送事業者127社が対象で、年間の字幕放送や、解説放送、手話放送の時間数などについて、2000年4月1日〜2001年3月31日の期間におこなわれた。



 調査の結果、字幕番組の放送時間数は、NHK、民放キー局とも着実に増加し、字幕付与可能な総放送時間に占める字幕放送時間の割合についても、NHK、民放キー局とも着実に増加していることが明らかとなった。

NHKと民放キー5局の1999年度・2000年度字幕番組
事業者名 1999年度字幕番組の放送時間数 2000年度字幕番組の放送時間数 再放送の際に新たに字幕を付与した時間 字幕放送割合
NHK(総合) 1,593時間22分 1,731時間15分 72時間51分 19.80%
NHK(教育) 684時間50分 878時間59分 21時間03分 10.20%
民放キー5局 1,087時間40分 1,435時間07分 107時間41分 3.30%

民放キー5局の2000年度字幕番組
事業者名 2000年度字幕番組の放送時間数 再放送の際に新たに字幕を付与した時間 字幕放送割合
日本テレビ放送網 281時間05分 0分 3.20%
東京放送 309時間31分 49時間31分 3.60%
フジテレビジョン 316時間00分 0分 3.70%
全国朝日放送 201時間17分 0分 2.40%
テレビ東京 327時間14分 58時間10分 3.80%



 字幕付与可能な総放送時間に占める字幕放送時間の割合は、1999年度から2000年度にかけての前年比をみると、20%以上増加している。

 「字幕付与可能な総放送時間」とは、午前7時から午後12時までの間に新たに放送される番組のうち、ニュース、スポーツ中継等の生番組や音楽番組のように、現在の技術では字幕を付すことが困難な番組などを除いたものの放送時間の合計のことで、NHK(総合)では、55.6%から67.6%の前年比21.6%増。民放キー5局では、7.1%から8.6%と前年比21.1%増となった。



 下半期調査として、2000年12月4日〜10日の1週間調査もおこなった。

字幕放送割合下半期調査
事業者名 字幕放送割合
NHK(総合) 75.80%
NHK(教育) 14.80%
日本テレビ放送網 9.80%
東京放送 14.20%
フジテレビジョン 7.90%
全国朝日放送 6.10%
テレビ東京 4.80%

 NHK(総合)は、字幕放送割合75.8%と極端に高くなっているが、生放送の特設番組などが放送されたことにより字幕付与可能な総放送時間数が通常の場合よりも大幅に減少しているために高くなった。



 2000年度字幕放送の実施事業者数は、民放事業者127社中115社が実施。解説放送は、2000年度実施社93社。手話放送は、2000年度実施社104社だった。

解説放送
事業者名 実績値
NHK(総合) 2.40%
NHK(教育) 5.20%
民放キー5局 0.30%

手話放送
事業者名 実績値
NHK(教育) 2.20%
民放キー5局 0.20%

解説放送(NHK・民放キ―局別2000年度実績)
事業者名 解説番組の放送時間数 解説放送割合
日本放送協会(総合) 205時間55分 2.35%
日本放送協会(教育) 450時間47分 5.22%
日本テレビ放送網 94時間55分 1.09%
フジテレビジョン 1時間52分 0.02%
全国朝日放送 1時間05分 0.01%
テレビ東京 19時間05分 0.22%

手話放送(NHK・民放キ―局別2000年度実績)
事業者名 解説番組の放送時間数 解説放送割合
日本放送協会(教育) 190時間44分 2.21%
日本テレビ放送網 17時間10分 0.20%
フジテレビジョン 29時間00分 0.34%
テレビ東京 21時間15分 0.25%



 字幕放送については、各事業者からのヒアリングにより、2000年度実績を踏まえた各事業者の2001年度の取組方針もまとめた。

2000年度実績を踏まえた各事業者の2001年度の取組方針
業者名等 2001年度の取組方針
日本放送協会 全体として、引き続き番組への字幕付与を段階的に進めることとしており、本年度はデジタルハイビジョンでも本格的な字幕付与に着手するとともに、ニュース字幕については「NHKニュース9」にも一部字幕付与を拡充する。
日本テレビ放送網 本年度は、聴覚障害者からのニーズが高いニュースへの字幕付与を重点課題としており、4月からは20:54からの「ニューススポット」に原稿を起こす形で字幕の付与を開始し、10月からは昼の「ニュースダッシュ」でリアルタイム字幕付与を予定している。
東京放送 従来から字幕を付与しているドラマに加え、ドキュメンタリー、バラエティ番組等についても字幕を付与することとしており、系列制作のネット番組にも字幕を付与し、全体として2000年度の1.5倍以上の番組に字幕付与を予定している。また、リアルタイム字幕実現に向けた取組を開始した。
フジテレビジョン 月曜9時を始めとするゴールデンタイムの人気ドラマや時代劇、ノンフィクション等に加え、系列制作のネット番組等幅広いジャンルの番組に字幕付与するとともに、再放送番組にも字幕を新規に付与していく。また、4月から一部のニュースに字幕付与する等、字幕放送拡充に取り組む。
全国朝日放送 1年間(365日)放送している「世界の車窓から」、土曜サスペンス、アニメ「じゃまじょドレミ」の全放送に字幕を付与するなど2000年度に比べ週3時間分字幕放送を増加させるとともに、大型ドラマスペシャル等に積極的に字幕付与を予定している。
テレビ東京 本年末までに文字放送機器を更新し、技術的な容量不足を解消するとともに、新機器の運用が開始され次第、ゴールデンタイムのアニメ・ドラマ等要望の多い番組を中心に字幕を付与し、現在、週7.5時間の字幕放送をできる限り週10時間以上とすることとしている。



 いっぽう、政府では、視聴覚障害者向け放送の充実に向けた主な取組を2001年度予算にあげており、「字幕番組・解説番組等の制作費助成」として、字幕番組・解説番組及び手話番組を制作する者に対し、その制作費を2分の1を上限として通信・放送機構が助成する。2001年度予算額は5.1億円。

 また、「視覚障害者向け放送ソフト制作技術の研究開発」として、効率的な字幕制作環境の実現に向け、字幕番組の自動制作システムの研究開発を実施。2001年度予算額は1.7億円。


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