米大手製薬会社の米ファイザー社の日本法人、ファイザー製薬が、盲導犬の育成普及活動を支援するため、日本盲導犬協会に対し、同社の動物用医薬品を無償で提供した。
今回提供した動物用医薬品は、犬用伝染病予防ワクチン「バンガードR」や犬用消炎鎮痛剤「リマダイルR錠」など5品目。
盲導犬協会高野秀一・渉外本部長を同社に招き、ヴァン・ブロメステイン取締役農産事業部長より、目録が手渡された。
盲導犬協会は、盲導犬の育成、訓練などを通じ、視覚障害者の社会参加の手助けをおこなっている団体。
同協会は、盲導犬の育成とともに、盲導犬ユーザーへの面接指導、合宿訓練、定期的な利用状況の確認や相談、盲導犬の社会的認知の向上と盲導犬が入ることのできる施設の拡大に対する働きかけ、更に盲導犬のリアイア後のケアなどを展開している。
こうした活動および協会の運営は、協会の基金と一般や企業・団体からの寄付に支えられ、犬の医療・健康管理では、地元獣医師の協力を得ているほか、医療費の大半を寄付・募金で賄っている。
1998年の全国調査では、盲導犬の潜在需要は、国内で約7,800頭と推定されている。いっぽう、2001年3月末時点で登録されている盲導犬は約875頭(米国は約10,000頭)に過ぎず、その絶対数は他の先進国に比べても大きく不足しているのが現状。
同協会が1年間に育成する約20頭を含め、国内に9つある盲導犬育成機関を合わせ年間約120〜130頭の盲導犬が育成され、この需要を満たす努力が払われているが、今後大幅な頭数の増加が必要。
贈呈式で挨拶した、ヴァン・ブロメステイン取締役は、「当社ではヘルスケアに関わるNPO団体支援やトルコ、インドなど海外大地震被害救済のための寄付など幅広い社会貢献活動を進めていますが、今回、農産事業と関係の深い動物医療の領域で、ささやかながらお役に立てることを喜ばしく思います。今後もできる限りの支援を続けていく方針です。」と述べた。
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