介護労働安定センターが介護労働実態調査の中間結果報告を公表した。介護保険制度下で訪問介護サービスをしているホームヘルパーやケアマネジャーの平均賃金(月収)などが明らかとなった。
調査は2000年度のもので「ホームヘルパーの抱える悩み解消への対処法についての研究」として、ホームヘルパーの仕事上の悩みや要望、介護サービス事業者の仕事上の悩みや利用者・職員からの要望に対する対応などについて、ヒヤリング方式により調査を実施した。
また、「事業所における介護労働実態調査」として、介護分野の事業主を対象に、介護労働者の雇用者数、賃金、雇用管理上の実態を調査した。
中間結果報告の、就労日数・労働時間についてみると「月間所定就労日数」は、1ヶ月の平均就労日数は全体で20日だが、賃金支払い形態別にみた時間給制では16日と格差がある。雇用形態別にみると、短時間労働者17日、非常勤労働者13日、登録ヘルパー(実績)15日だった。
「1日の所定労働時間数」は、全体で7.1時間、時間給制では5.2時間と短い。登録ヘルパーは実績で3.9時間。
これらの数値から推計した月間稼動時間数は、正社員164時間、非正社員のうち常勤労働者が150時間であるが、短時間労働者97時間、非常勤労働者68時間、登録ヘルパー(実績)は59時間と少ない。
賃金についてみると、「所定賃金額(支払い形態別)」は、月給制では224,726円、日給制は8,183円、時間給制は1,203円。
「所定賃金額(雇用形態別)」は、正社員(月給)226,677円、非正社員(時間給)は常勤労働者1,021円、短時間労働者1,022円、非常勤労働者1,329円、登録ヘルパー1,353円だった。
月収換算額をみると、稼働時間の少ない短時間労働者、非常勤労働者、登録ヘルパーはそれぞれ89,920円、86,298円、66,934円。
月収換算額を資格別にみると、1級ヘルパー190,018円、2級ヘルパー130,736円、3級ヘルパー116,434円、ケアマネージャー276,057円となっている。
訪問介護の移動時間を労働時間に含めて賃金を支払っている事業所は18.5%だった。
従業員の過不足状況についてみると、ケアマネジャーについては34.4%、ホームヘルパーは25.5%(民間企業では45.2%)の事業所が不足していると答え、1年後も不足状況が続くと見込んでいる。
|