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「つくる会」の教科書問題に関する声明を発表
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| −全国障害者問題研究会常任全国委員会と東京都障害児学校教職員組合執行委員会− |
2001/08/06(Mon.)
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東京都教育委員会が、2002年度に都立盲・ろう・養護学校で使用する教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書「中学歴史・公民」(扶桑社)を採択する方向で動いている。−−という報道をうけ、全国障害者問題研究会常任全国委員会と東京都障害児学校教職員組合執行委員会が、採択させないとりくみを父母・障害者団体、都民と共同して展開するという声明を発表した。
全国障害者問題研究会常任全国委員会の声明によると、同教科書は、歴史の真実を隠蔽したり歪めたりしており、日本国憲法の理念を否定しているなど、強い批判を国内外からあびているもので、教育委員会の動きは、公立学校に「つくる会」の教科書を押しつけるための端緒とすることをねらったものとしか考えられない。−−とした。
東京都障害児学校教職員組合執行委員会の声明では、4つの点をアピールした。
1つ目は、憲法の理念と相容れない「つくる会」教科書をどこも採択されていないのに全国で初めて盲、ろう、養護学校の教科書として採択することは断じて許すことができない。−−というもの。
2つ目は、都教委の教科用図書選定審議会のおこなった調査でも、歴史教科書については「人権」に対する記述が際だって低くなっており、また、公民教科書は「人類的課題」に対する記述ももっとも少ないとしている。人権尊重の教育が求められる障害児教育においてこれらの教科書が盲、ろう、養護学校の生徒に適さないことは明らか。−−とした。
3つ目は、「つくる会」歴史教科書は、とりわけ近現代史における日本の行為をやむを得なかったこととして正当化しており、植民地政策などでアジア諸国などにおこなった加害行為や負の側面には、ほとんどふれていない。戦前、障害者は「非国民」、「ごくつぶし」と言われ人権侵害が平然とおこなわれた。その時代を正しかったと言わんばかりの教科書で人権の大切さを教えることができないのは明らか。−−とした。
最後に、今まで公立学校で、この「つくる会」教科書を採択したとの報道はなく、そうした中でこのような問題のある教科書を盲、ろう、養護学校で採択しようとするのは、どのような意図か、また、障害児教育の教育の現状や実態を理解した上で検討されているのかも疑問。−−というものだった。
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