日本マクドナルドは、約3,700の全国の店舗において、聴覚に障害のある顧客に手話による応対がおこなえる準備が、ほぼ整ったと発表した。
この試みは、株式上場に伴い、「店舗を通してパブリックカンパニーとして社会に貢献できることはないか」と始められたもので、今回は、各店舖のマネジャー(社員、アルバイト)全員と接客スタッフ(アルバイト)有志が手話対応の習得をおこなった。
同社ではこれまでも、個店別には手話対応を実施していた店舗があるが、今回はマニュアルとDVDを用いて全店一斉での取り組みをおこない、「ありがとうございます」「ご注文は何になさいますか」などの基本的な手話での接客応対のほか、「お水をもらえますか」など、簡単な手話が読み取れるように学習が進められた。
各店舗の準備状況には若干の差があるが、準備の整った店舗は店頭に手話対応のステッカーを掲出するとともに、対応可能なスタッフは胸に、手話対応バッジを付けて対応にあたることになっている。
今回のトレーニング期間は、約2ヶ月間。昨年6月に導入したDVDトレーニング教材を使用して、動画による効果的な学習がおこなわれた。
同社では、今後ともより多くのスタッフの対応が可能となるよう継続的にトレーニングを進めていく考え。
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