JTBは、2002年度より小・中学校、2003年度より高校で一斉導入される「新学習指導要領」で重要視されている「総合的な学習の時間」に対応して、新しい修学旅行や校外学習のモデルプラン「体験型学習プログラムLet'sJTB」(国内160コース、海外130コース)の提案・販売を、昨年4月より推進している。
今回、「体験型学習プログラムLet'sJTB」の中の福祉プログラムのひとつ「福祉の街づくり」プログラムの第2弾として、「お台場コース」を10月より販売する。
「体験型学習プログラムLet'sJTB」とは、社会的な学習テーマを学校外の場で、地域の人々との交流などを通じて児童や生徒が自ら体験し、学ぶことを目的としており、地域の特性をいかした、環境、福祉・健康、国際理解、産業・情報、社会・生活・文化などの幅広い学習テーマを、視察、調査、研究、もの作り、奉仕活動、交流などの様々な実習・体験を通して学ぶプログラム。
また、「福祉の街づくり」プログラムとは、障害を持つ人々との交流を通じバリアフリー社会の在り方を学ぶ内容となっている。
具体的には、東京の障害者グループでNPO法人の「トータル・アクセス・サポート・センター(TASC)」のメンバー(車いす利用)が、修学旅行や校外学習の生徒たちのインストラクターとなり、交通機関を利用しながら、街のバリアフリーの状況(エレベーター、公衆トイレ、駅、交通機関、建物の設備、地下街、動く歩道など)を生徒たちが実際に自分の目で見てまわる。
昨春JTBとTASCで、勉強会やインストラクターのトレーニングを重ね、新宿副都心を中心に1時間半から2時間程度の見学コースを5コース設定し、昨年10月より首都圏の小・中学校の校外学習や地方からの修学旅行の受け入れを開始した。
今春(2001年4月〜6月)の修学旅行シーズンでは、「福祉の街づくり」プログラムに11校約500名の参加があり、参加した児童や生徒達とTASCのメンバーとの交流も生まれ、体験プログラムが終了してからも生徒から「バリアフリーについてわからないことがあるので相談したい」という手紙も届いたりしている。TASCのメンバーからも「子供達との交流が楽しみ」という声が聞かれ、このプログラムを社会参加の第1歩として推進するために、今年8月にNPO法人を取得した。
今回、同プログラムでは秋の修学旅行シーズンにあわせて、従来の「新宿地区5コース」に加え、「お台場地区5コース」を10月より新設し、コース数の拡充をはかる。
お台場地区は計画的に作られた都市機能を持っているが、実際に障害を持つ人と一緒に歩いて公共交通機関や建物などのバリアフリー度を見てまわる。若年層に人気で、修学旅行・校外学習の訪問地としても定着している台場地区で新コースを設定することで、修学旅行・校外学習を通してより学習性の高い、有意義な時間を過ごすことができるような工夫がしてある。
同社では、今後もこうした「体験学習プラン」の内容の充実をはかり、旅行を通じて地域の人々の交流を積極的に推進していく方針。
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