日本IBMとライコスジャパンは、ライコスジャパンが運営するインターネット総合情報サービス「LYCOS
Japan」内で今年3月からおこなっている、共同実験プロジェクト「LYCOS/ITryプロジェクト」において、新たな取組みを開始すると発表した。
また、日本IBMは、LYCOS/ITryのサイトに加え、新千年紀記念行事として開催中の「インターネット博覧会(通称:インパク)」における日本IBMのサイトにおいても、「インパクITryプロジェクト」として同時に検証実験を開始した。
LYCOS/ITryプロジェクトは、日本IBMのWebアクセシビリティー・トランスコーディング技術を活用することで、主に初心者や高齢者、身体障害者の顧客に向けて、見やすく、扱いやすいホームページを提供するための実験。
利用者はそれぞれ自分の見やすい文字の大きさやコントラストを登録することができるほか、ホームページの内容を見やすいように並べ替えることができる。これらの選択項目はいつでも変更でき、顧客はいつでも「自分に合った見方」でホームページを見ることが可能になる。
今年3月からおこなってきた実験(Phase1)の結果では、文字の拡大機能に関して、「非常に良い」「良い」を合わせると86%の評価を得た。また行間と画像拡大に関しては79%が「非常に良い」「良い」という結果となった。今回の調査に協力した顧客の年齢は71%が40歳以上で、そのうち22%が60歳以上(70歳以上を含む)だった。
発表したのは、その第2弾(Phase2)としておこなう新たな取組みで、主に機能的にPhase1を補完し、より見やすく、扱いやすいホームページの提供を目指すもの。実験期間は12月31日までを予定している。
LYCOS/ITryプロジェクト新たな取組み(Phase2)では、高齢者が苦手とするマウス操作を用いずにすむように、文字を拡大して表示してもブラウザー画面の領域内にスクロールなしで収まるよう、情報を自動的に省略する「ダイジェスト機能」を採用。省略された情報も、マウスを使うことなくキーボードの矢印キーによるナビゲーションが可能。
見出しをクリックしたときに、自動的に情報を音声で読み上げる機能を提供する「音声読み上げ機能」を追加。この機能を利用するには日本IBMの音声読み上げソフト「Protalker97ActiveXコントロール」および「Protalker97エンジン」が必要となるが、これらは日本IBMのホームページからダウンロードできる。
日本IBMの「ホームページ・リーダー」など、視覚障害者用読み上げソフトウエアの利用を考慮した、並び替え機能を追加。音声アクセスの障害となる情報を極力省き、重要な情報から順番に、情報のかたまりの単位で読み上げることができる音声ブラウザーモードを追加した。
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