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100歳以上の長寿者のライフスタイルとは

−健康・体力づくり事業財団、百寿者調査の結果−

2001/10/12(Fri.)

大人の青汁
 健康・体力づくり事業財団は、百寿者調査の結果を公表した。1981年度と1993年度に続き、今回で第3回目の調査。同調査は、1999年度の全国高齢者名簿により、100歳以上の長寿者11,346人(男1,973人、女9,373人)のうち、男性については全員、女性については名簿上1人おきに抽出し、4,688人を対象とした。

 これらの対象者について住所を調べ、さらに、はがきや電話で訪問面接調査に対する協力の意思確認(インフォームド・コンセント)を実施した。その結果、実際に調査できたのは男性566人、女性1,341人、男女あわせて1,907人となった。

 調査対象者を絞り込んでいく段階で片寄り(バイアス)が生じた可能性は否定できない。とくに男性については、ADL・QOLのよい人が多く協力してくれた傾向がみられる。

 調査対象者についてみると、男性566人の平均身長が154.7cm、平均体重が49.1kg、平均BMIが20.5kg/m2だった。いっぽう女性1,341人の平均身長が141.9cm、平均体重が39.0kg、平均BMIが19.5kg/m2だった。

 「同居者と世話をする人」についてみると、男女とも100歳以上高齢者の多くが、「子供」や「子供の配偶者」と同居していた(子供と同居:男性66.3%、女性53.4%、子供の配偶者と同居:男性50.0%、女性33.8%)。

 「本人の配偶者」と同居しているのは男性では10.8%であるのに対し、女性では0.8%と少なかった。さらに、「施設入居者」は男性では14.1%、いっぽう、女性では33.3%で、男性の倍以上の女性が施設で暮らしていることが分った。

 百寿者の世話をする人は、男性の場合、「子供の配偶者」(44.9%)が最も多く、次いで「子供」(36.2%)だった。いっぽう、女性の場合、「施設職員」(33.8%)が最も多く、次いで「子供の配偶者」(30.8%)、「子供」(29.2%)の順だった。

 「健康状態」についてみると、「病気の有無と通院状況」では、現在、病気に罹っている人は、男性で46.3%、女性で43.1%で、病気の内訳は、心臓病が最も多く(男性9.7%、女性8.4%)、次いで高血圧(男性7.4%、女性8.7%)だった。

 男女間で差のあった病気は、泌尿器系・呼吸器系(男性に多い)、骨粗鬆症・痴呆(女性に多い)だった。医療機関への受療状況については、「入院」は約10%、「定期的な通院」は約40%、「定期的でない通院」は約50%だった。なお、男女の受療状況に差はなかった。

 「転倒経験と骨折状況」では、「寝たきりになるような」転倒経験と、骨折状況について質問した。転倒経験がある人は男性で31.5%、女性で47.8%で、女性の人が寝たきりになるような転倒経験が多かった。

 骨折部位で最も多くみられたのは男女とも大腿骨で、とくに女性では42.9%と男性の22.5%に比し、高い割合を示した。次いで多かったのは腰椎で、男性7.1%、女性11.1%だった。

 「食生活」についてみると、「食事回数」では、1日の食事回数は男女とも「3食きちんと食べる」人が90%を占め、「2食」は男性が7.5%、女性が5.4%で、男女ともほぼ同様の傾向だった。また、「間食をする」人は男女とも半数弱だった。

 「食欲」では、「自分で進んで食べようとする」人の割合を男女で比較すると、女性(76.0%)よりも男性(88.4%)のほうが自分で進んで食べていた。それに対し、「促されると食べようとする」人は、男性(8.9%)よりも女性(20.0%)に多く見られた。

 「食事の状況」では、食事の状況について、「家族と同じものを食べている」人の割合は、男性57.2%、女性40.9%で男性に多く見られた。流動食は男性4.8%、女性10.5%と少なかった。

 「食品群別摂取頻度」では、各食品群の週あたり摂取頻度を4段階で質問した。ご飯、パン、麺などの主食は男女とも約90%近くが「毎食」食べていた。男女間での有意差は認められなかった。

 いも類を「ほとんど摂らない」人は、10%弱で、最低でも週に1回以上は食べていることが示された。主菜としての肉類と魚介類の摂取頻度をみると、「ほとんど毎日食べる」あるいは、「2日に1回」の人の割合は、肉類より魚介類の人が多かったことから、魚介類を主とした料理を好む傾向がうかがわれる。

 牛乳・乳製品を「ほとんど毎日」摂取する人は65%以上、卵では約半数を占めていた。豆腐類、海藻類ではほぼ同様の分布を示し、最低でも週に1回以上は食べていることが示された。

 野菜類を「ほとんど毎日食べる」人は男女とも約90%を占め、主食とともに最も積極的に摂取している食品であることが示された。果実は男女とも約60%が「ほとんど毎日」摂取しており、「ほとんど摂らない」人は3%と非常に少ないことから、好んで摂取されている食品であることがうかがわれた。

 「運動・身体活動」についてみると、「運動習慣」では、運動習慣がある人の割合は、男性で54.4%、女性で40.2%で、男性のほうが多かった。

 運動内容は、男女とも散歩が最も多く(男性56.6%、女性41.2%)、次いで体操(男性31.3%、女性31.0%)だった。運動の頻度は、いずれの種目も週に5〜7回/週と回答した人が最も多く、ほぼ毎日、運動をおこなっていることが分った。

 「外出」では、外出の頻度については、「ほとんど毎日」という活動的な人は男性で12.2%で、女性の4.1%に比べると3倍も多かった。

 「週に3日以上」な人は男性が4.9%、女性が3.2%で、「週に1〜2日」な人は男性が16.7%、女性が11.6%だった。いっぽう、「めったに外出しない」人は男性は66.2%であったが、女性は81.1%と多かった。

 「睡眠」についてみると、「睡眠状況」では、「夜よく眠れる」人は、男女とも80%強だった。睡眠時間の平均は、男性8.9±2.2時間、女性9.1±2.1時間で、男女間での有意差は認められなかった。

 「起床」では、起床の様子について、「いつも定時に起床する」人は男性で74.8%と女性61.2%に比し多かったのに対し、「自分からは起床しない」人は男性7.2%に対し、女性では16.3%と男性の2倍以上存在していた。

 「喫煙・飲酒」についてみると、「喫煙」では、喫煙習慣について、「吸う」人は女性では0.8%と低率であったのに対し、男性では5.6%存在していた。しかし、男性でも60%近くが「もともと吸わない」と回答していたことから、百寿者の禁煙に対する意識の高さがうかがえる。

 「飲酒」では、飲酒習慣においても、喫煙習慣と同様、男女差が認められた。アルコール類を「現在飲んでいる」人は、男性で21.9%、女性では5.9%だった。また、種類で多く見られたのは日本酒(52.3%)、ビール(27.5%)などで、その量は「日本酒にして1合未満」が92.6%とほとんどを占めていた。

 「日常生活動作」についてみると、「食事」では、日常生活動作の各項目について、5段階で質問した。食事を独力でできる人は男性では56.3%、女性では40.8%で、男性の人が多かった。逆に、全面的に介助を要する人は男性9.1%に対し、女性が19.3%で、全介助の女性は男性の倍以上いた。

 「大小便」では、大小便を独力でできる人は、男性では39.9%、女性では23.6%で、男性の人が多かった。逆に全面的に介助を要する人は、男性の24.1%に対し、女性では47.9%と半数近くを占めており、全介助の女性は男性の倍以上いた。

 「起立」では、起立が独力でできる人は、男性では38.6%、女性では20.1%で、男性の人が多かった。全面的に介助を要する人は女性では46.7%で、男性(22.4%)の倍近くの人が全介助を要した。

 「行動範囲」では、行動範囲について、旅行も含めて普通に行動できる人は男性では4.9%で、女性(1.1%)の約5倍近くの割合だった。行動範囲が近所の散歩程度な人は男性で16.9%で、女性(12.9%)に比べわずかに多かった。逆に、ベッド上に限る、つまり寝たきりな人は、女性(41.1%)は男性(22.2%)の2倍だった。

 「入浴」では、入浴が独力でできる人は男性では24.4%であったのに対し、女性では10.4%と男性の半分だった。逆に、全面的に介助を要する人は女性では60.0%を占めた。

 「着衣」では、着衣が「独力」、あるいは「自分でするが遅い」人は、女性に比べると男性の人が多かった。いっぽう、全面的に介助を要する人は女性では50.3%と、男性(24.1%)の倍近くいた。また、各回答の占める比率は、前述の「入浴」とほぼ同様の傾向を示した。

 「聴力」では、聴力が正常な人は男女とも10%強だった。全く聞こえない人は男性でも3.4%いたが、女性では男性の倍の6.4%いた。このうち補聴器を使用している人は男性が22.9%、女性が11.9%だった。

 「視力」では、視力が正常な人は、男性では31.0%、女性では22.4%で、男性の人が正常者の割合が多かった。いっぽう、全く見えない、辛うじて顔の輪郭がわかる程度な人は、いずれも女性の人が多く男性の倍近い割合だった。このうち眼鏡を使用している人は男性が50.8%、女性が28.4%だった。

 「意思表示」では、意思表示が普通にできる人は、男性で61.5%、女性で43.4%で、男性の人が多かった。逆に、意思表示が全くできない人は女性では8.2%おり、その割合は男性(2.1%)に比べると約4倍だった。また、基本的な要求のみ可能である人も男性が8.8%であったのに対し、女性では16.7%と倍近い割合を示した。

 「話の了解」では、話の了解が「普通」にできる人は、男性では53.1%であったのに対し、女性では36.3%と少なかった。逆に、「全くできない」人は男性の1.2%に対し、女性では7.2%も存在しており、「まれに了解」できる人も、男性より女性の人が多かった。

 「日付の理解」では、日付の理解が普通にできる人は、男性では45.1%であったのに対し、女性では23.1%と約半分だった。全くできない人は男性16.1%に対し、女性では38.2%と倍以上存在していた。


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