ヤマハ発動機は、ハンドル型電動車いす(4輪)、ヤマハ「マイメイト」を2002年1月より新発売する。運転免許は不要、簡単な操作で歩行者並みの速度で歩道を通行できる介護保険対象品。
新製品は、乗り降りしやすい回転式シートや乗り心地のよい前後輪サスペンションにノーパンクタイヤ、さらに大型ヘッドライト、手軽に充電できる充電コードなどを装備した、高齢者向けの「ハンドル型電動車いす(4輪)」。
ひとつのレバーで簡単に前進、後進、速度調整ができる「簡単操作」、カーブでの自動減速、緊急時の自動停止をおこなう「安心自動調節」、ライトを点灯する時期や充電が必要になった時などを音声で知らせる「安心音声案内」などが特徴。
同モデルの発売により、ヤマハの「車いす」は、ハンドル型電動車いす(4輪)「マイメイト」から、片手で操作できるジョイスティックレバー付きの電動車いす「JW-I」、電動補助機能を備える介助用車いす「タウニィパス」などラインナップが充実した。
ヤマハ発動機では、90年代前半より同社の持つ独自の制御技術・駆動技術を適用した手動車いす用の電動化ユニットの開発、製品化をおこなってきた。
なかでも産業用ロボットの高度な制御技術を応用した手動車いす用電動化ユニット「JW-I」、またこの「JW-I」を手動車いすに組込んだ完成車「JW-IB」、さらに“パワー・アシスト・システム”を応用した手動車いす用電動補助ユニット「JW-II」、従来の車いすのイメージを一新したスタイリングの「JW-III」などのJWシリーズは根強い人気がある。JWシリーズの国内販売台数は1996年度に900台、2000年度には3,200台と推移している。
いっぽう、市場では、高齢者の外出機会をサポートするハンドル型電動車いす(4輪)について、一層の利便性や、やさしい操作性を求める声が強く聞かれていることから、今回の新商品発売となった。
主な特徴をみると、「簡単機能」としては、操作が簡単なシーソー式アクセルレバーを採用。ひとつのレバーで前進・後進・速度調節が簡単に操作可能で、手を離すと停止、自動的に内蔵の電磁ブレーキがかかる仕組となっている。ハンドルの左右どちら側でも取り付け可能。
「安心自動調節」としては、握り込み停止機能とコーナー減速機能を実現。パニック時のレバーの誤操作(急な握り込みなど)を防止するため、必要以上の力でレバーを強く握り込むと自動的に停止する機能を備えた。
さらに、カーブを曲がる時、自動的に速度が減速するコーナー減速機能と、緊急時には自動停止する機能がついているので、安全な速度での走行を可能にしている。
「安心・快適機能」としては、20種類の音声案内機能を採用。ライト点灯が必要な時や充電が必要な時期、また路面の傾斜状況などを音声で知らせる“音声案内機能”(お助けボイス)を備えている。
歩行者への進路案内として「右に曲ります」「バックします」など、また急な坂道では「急な坂道です。安全に気をつけてください」など、さらに、「バッテリーが少なくなりました。充電してください」や「キースイッチを切ってください」といった案内も流れる安心便利な機能となっている。
装備面では、防犯効果もある大型レッグシールドとフロントポケットを装備。雨や風から足元をガードする大型レッグシールドは、視界の妨げの少ない透明素材を採用。小物収納に便利なフロントポケットは、防犯効果を配慮し、シールドの内側に装備している。
前後5cmの調節が可能なソフトシートは乗り降りしやすいよう45度・90度・180度と回転。また、ノーパンクタイヤと前後輪サスペンション装備で優れた乗り心地を実現している。
そのほか、ロック機構付きのブレーキレバー(通常走行時にはアクセルレバー開放で自動的に電磁ブレーキ作動)、家庭用コンセント対応充電コード(充電終了で自動停止)、自動消灯フラッシャー、ヘッドライト消し忘れ防止機能などを採用した。
予定希望小売価格は348,000円で、カラーはグリーンシルバー。販売計画は年間に国内で1,000台としている。
なお、「マイメイト」は10月24日(水)から26日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第28回国際福祉機器展」及び、11月1日(木)から3日(土)まで開催される「2001東京国際自転車展」に展示出品される。
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