パラマウントベッドは、利用者に合わせて座面の高さや幅、自走式・介助式、色など、さまざまな設定、調節が可能な「快適・自由な車いす(330Sシリーズ)」を発売した。
新製品は「座る」「移乗する」「移動する」という3つの機能のバランスがよい車いす。製品企画プロデュースは、NHK教育テレビ「にんげんゆうゆう・すこやかシルバー介護」などに出演している理学療法士河添竜志郎氏によるもの。
「快適・自由な車いす(330Sシリーズ)」の主な特長をみると、シート(座面と背もたれ)については、フレーム構造を全面的に見直し、座面高33cmを実現した(パテント出願中、33cmは現行品で最低)。
これにより、無理なく足をゆか床につけられるため、座位が安定する。また、姿勢変換の自由度が高まり、疲れにくくなる。足こぎ駆動、移乗動作も容易になる。(利用者に合わせて高さ36cm、41cmの設定もある)
背シートの調整機能として、背シート裏の6本のマジックテープで、座った状態のままシートを背中の形に合わせることができる。適切な背もたれ調節によって、体幹を安定させる。
骨盤を傾けないボトム構造(パテント出願中)として、たわんだ座面が骨盤を傾けないよう、板状のボトムを使用している。
調節可能な座幅(パテント出願中)として、Sサイズは36cmと38cmの2段階、Lサイズは38cm、40cm、42cmの3段階に座幅を調節できる。
シート張り地は、撥水加工しており、汚れがつきにくく、手入れが簡単。カラーはオレンジ、ベージュ、グリーンの3色。
アームレスト(肘掛け)については、上半身の安定性が増し、疲労の軽減につながる高さ調節機能を付けた。そのほか、はねあげ、取り外しが可能(パテント出願中)で、さまざまな場面に対応できる。また、肘をのせることだけでなく、つかむこともでき、移乗時の体の支持に役立つ握りやすいデザイン(パテント出願中)を採用。さまざまな握り方を想定し、使いやすさを追求した。
レッグサポート(足のせ台)については、高さ・奥行きともに調節可能。高さ調節はプレート上部でおこなうため、確認もしやすくなる。また、人間工学に基づいた構造のロックレバーで、簡単にスイングアウトと着脱の操作ができる。スイングアウトしないままでの着脱操作も可能。
そのほか、ブレーキは、移乗の際ベッドに近づけても外れにくい構造になっている。ブレーキレバーの先端が座面よりでっぱらないので、移乗用ボードやシートの活用も図れる。
座面下の開口部が大きく、足を深く引いてもフレームに足が当たりにくくなっている。また、たわみ・ひずみが小さくなったので、駆動効率が高まり、従来品よりも少ない力で動かせるようになった。
座幅や座面高など、24通り(色違いを含む)のバリエーションの中から、1人ひとりに最適なサイズを選べる。さらに、各部の調節機能にて、より細かなフィッティングが図れる。
価格は、自走式が175,000円。介助式が171,000円。販売目標は年間10,000台としている。
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