厚生労働省は、2000年国勢調査による確定人口(日本人人口)、人口動態統計確定数(2000年死亡数、2000年乳児死亡数、1999年及び2000年出生数)を基にした完全生命表「第19回生命表」を作成、公表した。毎年公表される簡易生命表とは違い、完全生命表は5年ぶりとなる。
生命表はある時期における死亡状況(年齢別死亡率)が今後一定不変としたとき、各年齢に達したものが平均してあと何年生きられるかを、死亡率、生存数、平均余命等の生命関数によって表現したもの。
今回の「第19回生命表」によると、平均寿命は男性77.72年、女性84.60年となっている。また、平均寿命の年次推移をみると、戦前は50年にも満たなかったが、1947年の第8回生命表では男性50.06年、女性53.96年となった。その後、この約50年で男性は27.66年、女性は30.64年延びている。
1995年は阪神・淡路大震災が起こった年で、その影響は生命表にも現れていて、第18回生命表では男性76.38年(震災の影響を除去すると76.46年)、女性82.85年(震災の影響を除去すると82.96年)となっていた。
死亡率を前回の第18回生命表と比較すると、男女ともおおむねすべての年齢で改善されている。また、1947年の第8回生命表以降を比較してみると、特に0歳から10歳代、20歳代、30歳代と若青年層で大きく死亡率は低下している。
10万人の出生児が生命表上の年齢別死亡率にしたがって死亡していくとした場合の死亡数をみると、死亡数曲線は男女とも10歳代前半から緩やかに上昇しているが、加齢するに従って上昇速度を速め、男性では80歳代、女性では80歳代後半から90歳代前半にかけてピークを迎えた後、急速に下降している。その死亡曲線のピークは、死亡率の改善とともに、より高齢の人に移動していくのが一般的な傾向。第19回生命表における死亡数のピークは男性84歳(3,713人)、女性90歳(4,478人)となっており、回を追うごとに高齢に移動している。
生命表上の生存数は全年齢階級において増加している。寿命中位数(出生者の半数が生存すると期待される年数)をみると、第19回生命表では、男性80.74年、女性87.41年となっており、回を追うごとに延びている。また、男性は87.65歳まで、女性は93.13歳まで出生者の4分の1が生存すると期待される。さらに女性の20人に1人は100歳まで生存する。
第19回生命表では、0歳における平均余命は、男性77.72年、女性84.60年となっている。20歳における平均余命は、男性58.33年、女性65.08年、65歳における平均余命は、男性17.54年、女性22.42年となっている。平均余命の推移をみると各年齢で回を追うごとに延びている。
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