国土交通省は、市町村による交通バリアフリー法に基づく基本構想の作成を促進するため、「交通バリアフリー化促進バーチャル協議会」を発足した。
市町村、都道府県、国の関係者(地方運輸局、地方整備局、都道府県公安委員会など)が参加するメーリングリストを活用して、各機関間の連携を強化し、必要な情報の交換・共有をおこなう。
全国で10のブロック(北海道、東北、北陸、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄)を設けてブロック毎にメーリングリストを作成し、本日より運用を開始する。現在登録されているメールアドレス数は、2,700程度。
バーチャル協議会は、市町村、都道府県、各ブロックにおける国土交通省の地方支分部局、都道府県公安委員会、国土交通省、警察庁、総務省などの組織により構成し、原則として各組織の交通バリアフリー担当者がそれぞれの組織を代表してメールアドレスを登録する。
メーリングリストとは、複数のメールアドレスに対しグループアドレスを設けることで、そのグループアドレス宛にメールを送れば、グループアドレス内に登録されている全員にメールを配信できるというもの。同協議会では、それぞれのブロックに1つのアドレスが設けられ、そのアドレスへメールを出すことで、ブロック内の参加者全てにメールが送信されることになる。
バーチャル協議会では、全国で10のブロックを作っているが、個々のブロックのグループアドレス宛に出されたメールは、それぞれのブロックに所属しているメンバーにのみ配信される。そこで、ブロックを超えた情報交換を確保するため、国土交通省交通消費者行政課が定期的に全ブロック宛に、各ブロック内での主なやり取りを紹介し、ブロックを超えた情報のやりとりをおこなう。
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