明治生命保険など5社は、介護・健康・医療分野における共同事業会社「ウェルネスケア・ネットワーク」を設立し4月より営業を開始する。
資本金は3億4,200万円で、出資は、明治生命保険が17,100万円(出資比率50.00%)、NTTデータが9,100万円(同26.61%)、日本興亜損害保険が3,300万円(同9.65%)、松下電器産業が3,000万円(同8.77%)、ディーシーカードが1,700万円(同4.97%)となっている。
これまで、明治生命フィナンシュアランス研究所(介護事業部)が提供してきた介護関連サービスを新会社に全面的に移管し、ITを活用した介護関連サービスの提供を進めるとともに、介護分野だけでなく、健康・医療分野においても、サービスメニューと事業領域の拡大をおこなっていく。
設立にあたっては、5社が各分野で保有する豊富なノウハウを持ち寄り、介護・健康・医療分野における総合コンサルティング・サービスを実現していく。また、2,500団体を超える介護事業者、医療機関、自治体などが加盟する「介護ネットワーク研究会」を明治生命フィナンシュアランス研究所から継承するとともに、福祉用具・介護リフォームの取り扱いをする、松下電器産業の地域電気専門店約4,000店(福祉用具専門相談員資格取得店)が加わる。これにより全国規模での地域の生活密着型のサービス・ネットワークを構築していくことが可能となる。
新会社は全国17拠点で、各都道府県から居宅介護支援事業所の指定を取得した介護コーナーを運営し、居宅介護支援事業を専門に実施する介護事業者として、介護の必要な高齢者に対し、ケアマネジメント・サービスを提供していく。この17拠点の介護コーナーが中心になり、「介護ネットワーク研究会」のネットワークを活用して介護サービス事業者のサービスを組み合わせる。
明治生命グループは介護ネットワーク研究会を通じて、独自開発したケアマネジャー支援ソフト「ケアマネくん」を、松下電器産業と協力して提供・サポートしてきた。「ケアマネくん」はイラストを用いた分かりやすさとその機能性が高い評価を受けており、居宅介護支援事業者向けソフト分野でもトップレベルのシェアを誇っている。
同ソフトに、システム会社各社の介護サービス事業者用業務管理ソフトとのデータ連携が可能なのは、NTTデータが開発したASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)サービス「かがやきぷらんライト」など、14社にものぼっており、「ケアマネくん」は介護分野における共通言語として、幅広く普及している。
いっぽう、「かがやきぷらんライト」は、そのシステム特性を活かし、安価かつ簡単に介護報酬請求データを作成できるだけでなく、請求データを1元管理することで、全国の国民健康保険団体連合会(国保連)に対し、オンラインで請求をおこなうことが可能。介護サービス事業者向けのソフトとして、既に「ケアマネくん」利用事業者を中心に広く普及している。
さらに、ディーシーカードが開発した「介護用ICカードシステム」をディーシーカードを通じて提供する。「介護用ICカードシステム」は、「ケアマネくん」と連動することで介護サービス利用データをICカードに記録・管理することができ、サービスの1元管理や利用代金の請求業務簡素化により、介護サービス事業者の事務処理負担軽減を図ることが可能。
今後、松下電器産業が実施する「疾病管理サービス」などについても、新会社での連携を視野においた検討を進めていく。
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