国産CADメーカーのベルソフトウェアは、福祉、介護に関連した住宅改修専用ソフトウエア「ADL支援ソフト/見取図版L」の販売を開始した。
見取図を作成し、生活環境を把握・問題点を抽出するシステムで、一般CAD機能線・円・円弧などの作図機能、図形コピー・移動・削除などの編集機能など、最小限のCAD機能を含んでいる。
同社では、1999年度より、住宅改修専門ソフトウエア「ADL支援ソフト」シリーズ(「東京都産業技術大賞・知事賞・奨励賞」受賞)を出荷している。
その実績の中で、ここ1、2年、福祉・介護の現場で、図面の書き方がわからない介護支援専門員の人が容易に見取図を書けるソフトウエアおよび、見取図を書くことに機能範囲を限定した購入しやすい価格のソフトウエアに対する利用者の声が多く聞かれるようになり、「ADL支援ソフト」シリーズの製品ラインナップとして介護支援専門員向け「ADL支援ソフト/見取図版L」を販売・出荷することとした。
見取図を作成するのに特別な知識や技術は必要なく、同ソフトでは、一般CAD機能のほか、4.5畳、6畳など畳数または部屋の大きさを指定し、部屋の組み合わせにより間取りを作成する機能や、用意している扉・引き戸などを壁に配置し、壁は自動的に切り取る建具配置機能。建具の回転・反転や、建具を削除すると、壁を自動的につなぐ機能を備えた。
そのほか、設備/家具などの部品として、トイレ・浴槽・ベッド・人型モデルなど、最小限の部品を用意。日常生活の歩行動線・車いす動線を作成する動線機能。段差やつまずきなど、問題点の表現。デジタルカメラで撮影したデータや、スキャナで取りこんだデータを図面に貼り付ける、イメージデータ貼り付け機能。スライドによる図面作成操作例のトレーニングなどを装備した。
同社では、ソフト導入による主な効果として、在宅介護サービスの向上ができ、他の介護支援専門員との差別化が図れること。見取図、施工図はそのまま地方自治体へ提出する介護保険における居宅介護住宅改修費および居宅支援住宅改修費の支給申請の書類の添付資料として使用できること。在宅介護のサービスの中で住宅改修を考えるための最適なケアプランや福祉用具の選定ができること。本人、家族のニーズに合った住宅改修ができることや、本人の生活環境が改善され、生活レベルが向上すること、本人および家族の負担が軽減すること。−−などを挙げている。
「ADL支援ソフト/見取図版L」の初年度販売目標は2,500本、価格は19,800円となっている。
作成図例

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