特定非営利活動法人の日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)は、視覚障害者の為の耳で覚えるキーボードトレーニングソフト「ウチコミくん」の姉妹版として、音声3Dの技術を生かし、立体音で覚えるタイピング練習ソフト「ウチコミくん3D」を販売する。
新製品は、情報処理振興事業協会(IPA)が実施した2001年度「未踏ソフトウエア創造事業」の支援を受けて開発された。
従来のソフトは、視覚的ガイドによって入力を促するが、新製品は、ヘッドフォンを装着し、3D音声によりキーの位置を知らせながら、指を自然に誘導する。
タイピングがとっつきにくいのは、文字という静的な情報を「指を動かしなさい」という動的な情報へ変換するのに時間がかかるからだという。
視覚からは静的な情報しか得られないが、3次元音声を使った「ウチコミくん3D」では、文字情報を音声で、動的な情報として感じさせ、指の動きに直結するため、短期間でタイピングがマスターできる。
3Dの音声は、聴覚をとおして、体に直接訴えかける。目が疲れないだけでなく、ガイダンスに従って指を動かすだけで、キー配列が頭に入って、正しい指づかいが身につく。
新製品は、視覚障害者だけでなく、子供から年配の人までが、無理なくタイピング練習ができるよう、わかりやすいインターフェイスとなっている。簡単な操作で、飽きずに繰り返し練習ができる。価格は3500円。
いっぽう、視覚障害者の為の耳で覚えるキーボードトレーニングソフト「ウチコミくん」は一周年を迎えた。同製品はエデュテイメント・フォーラム2002で最優秀賞、メローグランプリで優秀賞を受賞するなど、そのクオリティーは教育専門家の間でも高い評価を受けている。
目の不自由な人がキーボード入力をマスターできるように開発され、画面に頼らずに音声の説明にしたがって操作方法を習得し、ローマ字入力まで自然にできるようになることを目指している。
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