厚生労働省は、「2001年度医療費の動向」を公表した。2001年度の概算医療費は、総計30.4兆円で、このうち老人保健は11.7兆円となった。2000年度と比べると総計で1.0兆円、うち老人保健で0.6兆円増加している。
2001年度の概算医療費の伸びは、対前年度比で3.2%となっている。制度別には被用者保険0.7%、国保2.7%の伸びであるのに対し、老人保健は5.5%となっている。
1人当たり医療費は、23.9万円。2000年度は23.2万円で0.7万円増加している。制度別にみると被用者保険で0.2万円、国保で0.3万円、老人保健で0.8万円とそれぞれ増加している。
1人当たり医療費の伸びは総計で3.0%となっており、制度別では被用者保険1.8%、国保1.4%、老人保健1.1%となっている。
概算医療費を診療種類別にみると、30.4兆円のうち診療費が26.1兆円と大半を占め、そのうち入院が11.4兆円、入院外が12.1兆円、歯科が2.6兆円、調剤が3.3兆円となっている。2000年度と比べ増加額が高い順に調剤0.5兆円、入院および入院外がともに0.2兆円増加している。
概算医療費の伸びを診療種類別にみると入院2.0%、入院外1.9%、歯科1.9%、調剤16.5%となっている。
概算医療費を医療機関別に見ると、医科病院が16.9兆円、医科診療所が7.6兆円、歯科が2.6兆円、保険薬局が3.3兆円となっている。2000年度と比べると、1兆円の医療費増となっているが、その半分が保険薬局における医療費の増加となっている。
概算医療費の伸び率を種類別にみると、医科病院が1.9%、医科診療所が2.7%、歯科が1.9%、保険薬局が16.5%。病院を経営主体別にみると法人病院2.4%、大学病院2.3%、公的病院が1.1%の増加となっている。
医科診療所の医療費を主たる診療科別にみると、診療所の総額7兆5,600億円のうち、内科が3兆7,200億円で49.2%を占め、整形外科が6,700億円、外科が6,100億円、眼科が5,900億円となっている。医療費の伸び率は診療所全体で2,000億円だが、主たる診療科別にみると、内科の伸びが半分以上の1,200億円となっている。
医科診療所の医療費の伸び率は2.7%となっている。主たる診療科別にみると、伸び率の高いのは、内科3.3%、小児科3.3%で、伸び率の低いのは、外科▲2.4%、産婦人科1.5%。
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