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外出先から携帯電話で操作し、要介護者の状況を確認できるホームロボット

−富士通研究所、「MARON-1」を開発−

2002/10/08(Tue.)

大人の青汁
 富士通研究所は、外出先から携帯電話を使って、要介護者のいる家庭の状況確認や、家電操作などが可能なホームロボット「MARON-1(マロンワン)」を開発した。

 開発したロボットは、移動機能、通常の電話機能、カメラ機能、家電操作機能、タイマー機能、侵入者検出機能を搭載しており、要介護者のいる家庭の状況確認、留守宅の状況監視、夜間のオフィス監視などへの応用が期待できる。

 同社は以前よりロボットの研究開発を行っており、2001年9月には、研究用二足歩行ロボットHOAP-1を開発し、富士通オートメーションから販売開始している。

 近年、ロボットはパーソナル用途への展開が期待されており、将来は家庭などで日常生活のサポートをするようになると考えられる。同社では、このようなロボットを実現する最初のステップとして、外出時に携帯電話からロボットを操作して自宅の様子の確認や家電操作などが行える、留守番機能を搭載したホームロボットを開発した。

 今回開発した「MARON-1」は、移動機構と上下左右に向くカメラ、家電を操作できる学習リモコン、カード型PHSを搭載しており、iアプリが使用可能なNTTドコモの携帯電話(503is以降およびFOMA)を用いて、遠隔操作することができる。

 携帯電話による遠隔操作機能では、家の中を撮影して携帯電話の画面に表示し、家の様子が確認でき、前進、後退、左右回転といった詳細な指示を与えて自在に動かせる。

 また、家の間取り図を登録しておくと、目標地点まで、障害物を避け、段差を乗り越えて自動で移動する。MARON-1から送られてくる画像から、移動位置を指定することも可能で、赤外線リモコン対応のエアコン、テレビ、ビデオなどを操作可能。

 留守番機能では、監視させたい場所(玄関や窓など)から、ロボットを1〜2メートル離し、その方向に向けて置くと、ロボットの視野内に入った侵入者を検知する。侵入者を見つけたときは、警告音を出すとともに、あらかじめ設定した電話番号に電話する。

 時間指定動作機能では、指定された時間に、登録された動作を実行する。時計のアラームやタイマーとしても使え、指定した時間に家の中の様子を撮影するといったことが可能。

 また、ハンズフリーの電話機として使え、頻繁にかける電話番号を登録しておくと、ワンプッシュで電話することができる。

 そのほか、よく使う動作をファンクションボタンに登録でき、ワンプッシュで記念撮影などの動作が可能。

 今後は、開発したロボットの利用シーンを想定して、新たなソフトウェア開発等を行い、製品化する予定。

 同ロボットの詳細は、10月12日から大阪大学にて開催される日本ロボット学会で発表する。また、10月16日から東京ビッグサイトにて開催されるWPCEXPOに参考出品し、デモンストレーションを行う。


「MARON-1」
写真:「MARON-1」


株式会社富士通研究所概要
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