三洋電機グループで超低温フリーザー、自動錠剤包装機などのバイオメディカル支援機器の開発、製造、販売を担当している三洋電機バイオメディカは、要介護者、介護者両者にとって“やさしい“商品の開発、製造、販売を開始する。
今回発売する高機能寝返りベッド「hist(ヒスト)」は、自身も進行性筋ジストロフィーという難病と闘いながら、自らの生活を快適にするために数々の介護商品開発を手掛けている、ハンディネットワークインターナショナル社長の春山満氏の協力のもと開発した。
「hist」は寝返りできなくなった被介護者とその家族など介護者の両方に、心地よい眠りを取り戻すことを目指し開発した、上質な眠り・自然な寝返りを実現した世界初の体位変換介護ベッドで、約2時間おきに必要であった寝返り動作から、両者が解放される。
これまでの寝返りベッドは“ころがし“による寝返りだったが、今回の12分割ボトム構造、ギャッチ&ロール機構の開発により、膝を曲げ、腰をひき、そしてゆるやかに回転する、本来人間が自然に行う“寝返り動作“を再現した。
ヒスト専用マットレスが採用した高機能ウレタンは、それぞれの特性が異なる4層構造となっている。寝返り動作に対してはマットレス下部2層が3分割され、仰臥位では中央部、左右側臥位では両側部と、体位に応じた体圧分散を実現した。
世界初となる自分の意志による寝返りが可能な「音声認識ユニット」(オプション)を搭載し、ヒストの基本動作「左右寝返り」と、介護ベッドの動作である「背上げ」「膝上げ」「ハイロー(高さ調節)」の全てを音声でコントロールできる。
また、誤動作を防止するために“音声リターン機能“を採用し、認識した指令を音声で復唱し、誤っていた場合は作動しない安全設計としている。
そのほかの特長としては、寝返り動作、寝返り時の姿勢をやさしくサポートする「ヒスト専用枕、アームレスト、フットレスト」や、ベッド上の要介護者ケアのための「ヒストハイロー機能」(ベッド高最大850mmマットレス含む)、背、膝角度調整からローリング角度調整、寝返り時間調整までを可能とした「ヒスト」多機能プログラム、見やすく操作が簡単なハンドスイッチなどを搭載した。
価格は1,050,000円、当初月産は300台、発売日は2003年1月となっている。
体位変換介護ベッド

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