三洋電機グループの三洋電機バイオメディカは、高機能収納式介護浴槽「hirb(ハーブ)」の開発、製造、販売を開始する。
高機能寝返りベッド「hist(ヒスト)」と同時に発売したもので、自身も進行性筋ジストロフィーという難病と闘いながら、自らの生活を快適にするために数々の介護商品開発を手掛けている、ハンディネットワークインターナショナル社長の春山満氏の協力のもと開発した。
「hirb」は、介護の現場において重労働とされる入浴作業を、介護者の立場と入浴者の立場から現状の課題を解消し、楽しく快適な入浴を実現した新しいコンセプトで開発したケアバス。
1970年の大阪万博で提案した人間洗濯機、理美容院に普及し始めている自動洗髪機の開発を手掛けた“洗いのプロ“である三洋電機テクノクリーンの技術で、全身を心地よくきれいに洗う。
浴槽収納式で、収納時は洗濯パンとほぼ同サイズの「省スペース」設計を採用。使わないときは浴槽は垂直に格納され、洗濯パンとほぼ同サイズ(W758×D810)に収まる。
使うときにはボタンひとつでスタンバイ状態までローリングする。あとは、入浴者をチェアユニットから浴槽までワンタッチでドッキング、移乗を一人の介護者で行うことが可能。
また、ガススプリング式のフルオープンのバスリッド(浴槽フタ)の採用も省スペース化に貢献している。
浴槽ローリングから給湯、排水までの一連の動作「自動運転化」を実現し、身長145cm〜180cmの人まで、最適な入浴水位が設定可能。浴槽部があらかじめ設定した角度に自動でローリングするため、肩までゆったり入れるだけでなく、入浴者にとってリラックスできる入浴姿勢が得られる。
あらかじめ湯温、入浴時間、湯量、浴槽角度、半身浴・全身浴の選択、気泡、入浴剤、などの有無を設定し後はスタートボタンを押せば自動で浴槽がローリングし、給湯、気泡洗浄、排水まで自動で運転する。
また、下腹部の洗浄を全身浴の前に行える半身浴のコースを設け、腰までお湯を入れて、気泡洗浄により優しく洗えるコースも選択できる。
ハーブのチェアユニットは、浴槽との移乗時に生じる段差等を解消し、「ツインローラー機構」と浴槽側の「ガイドローラー」によりスムーズな移し替えを実現した。
また、浴槽とチェアユニットが完全にロックしない限り、チェア座面のスライドロック解除ができない安全機構を採り入れている。
そのほかの特長としては、1回の入浴(全身浴)での必要湯量165Lと少湯量化を実現。貯湯タンクの湯温を誤差±1℃で自動制御。浴槽ローリング角度4段階設定/湯量設定3段階設定なども可能とした。
価格は5,000,000円、当初月産は100台、発売日は2003年1月となっている。
収納式介護浴槽

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