資生堂は、視覚障害者向け総合美容情報ページ「資生堂リスナーズカフェ」をオープンした。
「資生堂リスナーズカフェ」は、2001年10月より視覚障害者向けに“耳で聴く季節の美容情報“として年4回提供してきた「おしゃれなひととき」に、化粧品の正しい使い方や使用量などの基本的な美容情報を新たに加えた内容となっている。
現在ウェブサイトの運営においては、障害者や高齢者も含め全ての人々がアクセスできる機能「アクセシビリティー」の向上が求められている。同社では視覚障害者向けのページをさらに充実させ、内容を健常者にも利用できるものとすることで、アクセシビリティーの向上を図った。
「資生堂リスナーズカフェ」は、視覚障害者向けの「音声読み上げソフト」を使用しているコンピューター端末で内容を音声で聴くことができる。
また、視覚障害者のうち、約80%は弱視者(両目を開いて見た矯正視力が0.04以上0.3未満)だが、知りたい情報に簡単にたどりつけるよう、サイト内の構成、デザインや文字の配置、大きさにも配慮しながら設計をしている。
内容は、「おしゃれなひととき」「化粧品を正しく使っていただくために」「スキンケア化粧品の基本的な使い方」「メーキャップ化粧品の基本的な使い方」と「美容教材のご案内」から構成されている。
「おしゃれなひととき」は、1987年から制作されている、視覚障害者へ季節の美容情報を提供するためのカセットテープ「おしゃれなひととき」に収録されている内容をウェブ上に掲載している。
年4回(3月、6月、9月、12月)更新。カセットテープの「おしゃれなひととき」は全国約90ヶ所の点字図書館に設置され、年間約4000名に利用されている。
「化粧品を正しく使っていただくために」は、化粧品を正しく、気持ちよく使ってもらうために、日ごろから守ってもらいたい使用上の注意点などを案内する。
「スキンケア化粧品の基本的な使い方」と「メーキャップ化粧品の基本的な使い方」は、スキンケア、メーキャップ化粧品の基本的な使い方や使用量などを紹介している。基本的な使い方については、実際に視覚に障害のある社員が内容を検討した。
これらの内容には、視覚障害者だけでなく、健常者にも参考にできる情報が掲載されている。
「美容教材のご案内」では、資生堂が視覚障害者向けに作成している美容教材(「おしゃれなひととき」、点字テキスト、点字シール)やサクセスフルエイジングセミナー(消費者セミナー)について案内している。
同社では今後もアクセシビリティーの向上のため、ウェブサイトのデザインや操作性についても改良を進めていく。
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