長谷工コーポレーションは、埼玉県さいたま市の独身寮である既存の建築物を、有料老人ホームに改修して運営する事業に着手し、埼玉県内では初のケースとなる「改修型」による有料老人ホーム「センチュリーシティ北浦和」の老人福祉法に基づく設置届出を行なった。
今後、来年2003年3月のオープンに向けて、65歳以上の軽度介護から重度介護までの常時介護が必要な人や日常生活で何らかの支援を必要とする人を対象に入居者募集を行っていく。
今回進めている有料老人ホームへの改修は、バンビが所有する築11年の独身寮(4階建、71室)を、専用居室58室と共用施設を持つ介護付有料老人ホームに作り替えるもの。
バンビにおいては、保有施設の有効利用が図れると同時に、社会福祉を通じて地域社会への貢献を可能とした。既存の建物を活かした改修のため、新築の事業に比べて初期投資金額が軽減されることから、入居一時金を安価に設定している。
完成後の運営は、長谷工コーポレーションの100%出資子会社であるセンチュリーライフが行う。センチュリーライフは、1989年に有料老人ホーム「センチュリーシティ大宮公園」(埼玉県さいたま市、総戸数:106戸)を開設、そして2000年には要介護者専用の「介護館」(総室数:30室)を増設するなど、高齢者施設の運営を行ってきた。
これらの運営に際しては、介護保険事業上の居宅介護支援事業、特定施設入所者生活介護事業などの事業指定を埼玉県より受け、充実した共用設備を設置すると同時に、健康管理や介護に関する技術を習得し、ハード・ソフト共に高い評価を得ている。
「センチュリーシティ北浦和」は、センチュリーライフのこれまでの高い評価と蓄積したノウハウ、ならびに長谷工コーポレーションが持つ豊富な改修技術によって実現できたもの。
同事業は、同社が昨年より開始した「遊休地・社宅・寮などを有料老人ホームに有効活用する提案事業」の第一号案件となる。また、今年3月からスタートした中期3ヶ年計画「通称NUBI<ナビ>21」で推進する“長谷工版CM(コンストラクションマネジメント)事業”で、同社は既存建物改修工事のCMr(コンストラクションマネージャー)および工事管理者の役割を担っている。今後も、首都圏・近畿圏を中心にシニアリビング事業の新たな拠点作りを積極的に行っていく方針。
「センチュリーシティ北浦和」完成予想図

改修前の建物外観

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