ペンタックスは、パソコン使用時など近用での見やすさを重視したシニア向け近用専用眼鏡レンズ「ペンタックスPCway(ピーシーウェイ)」を発売する。
一般の単焦点老眼鏡では、視界の奥行きが狭いため、見やすい距離を探して顔を前後に動かす必要があるなど使い勝手の悪さがある。また、累進帯をレンズ中央から上方に設定した一般的な近用レンズでは、近用部がレンズ下方にあるため、パソコンモニターを正面視した場合などに視野が狭くなる傾向がある。
新製品は、自然な正面視ができる近用レンズを採用。レンズ光学中心に度数安定エリアを設定する新発想で、単焦点レンズのように自然な正面視ができる。例えば、パソコンを使用する時に、顔を動かさないでも画面全体の視野が確保できるため、疲れにくく楽に見ることができる。
また、レンズ中央の度数安定エリアの上方にマイナス加入、下方にプラス加入を設定した、世界初の「ダブル累進設計」を採用している。この設計により、左右の視界を広く取りながら度数変化幅を大きくすることができ、手前にあるキーボードや書類から机の先まで広い奥行き視野が得られるので、デスクワークなどが快適になる。レンズ上方のマイナス加入は、A(-1.00D)とB(-1.50D)の2タイプを用意している。
そのほか、近用専用累進レンズとしては世界で初めて「内面累進面+内面非球面」を採用した新設計で、レンズ周辺部の“ゆれ”や“ゆがみ”を大幅に減少した。
内面非球面設計には、ペンタックス独自の「網膜像評価設計」を採用。メガネを装用した状態でレンズを通して目に入射する光線が、眼の網膜上でどのように像を結ぶのかを評価し設計に反映させる設計法で、レンズ周辺部のボケを極小に抑え、レンズの薄さと光学性能を両立した。
ユーザーのレンズ度数データをもとに、レンズ毎にコンピューターで最適なレンズ設計を行い製造するテーラーメイド方式を導入した。一人ひとりに最適な性能のレンズを提供できる。
フレームの上下幅が28mm程度の天地の浅いフレームにも対応できるので、フレームの選択肢が広がる。カジュアルな小ぶりのフレームにも枠入れできるので、色々なファッションと合わせやすくなる。
左右で度数が違う場合にも、レンズの外面カーブを自動的に合わせたうえで最適な設計を行うので、外観を損なうことなく最適な性能を引き出す。
眼球の動きに関する「リスティングの法則」を考慮した設計により、乱視レンズの軸外収差を補正することで視野が広く、乱視が強い人でもシャープな視界が得られる。
プリズム処方(斜位矯正のための処方)がある場合にも、収差を補正することで視野を広くし、視力低下を防いで見やすいレンズ性能にすることが可能。
瞳孔に一致させるレンズ光学中心をレンズ外径の中心点(幾何学中心)からずらして設定することができるため、レンズ外径が小さくても大きなサイズのフレームに対応可能で、フレームサイズの選択の幅が広がる。またレンズ切削後の廃棄物も少なくなり環境への負荷が低減されるよう配慮した。
眼に有害な400ナノメートルまでの紫外線をほぼ100%カットする。UVカット剤はコーティングではなく素材に直接練り込んで、レンズは無色のまま。
レンズの表面反射を抑えるコーティング膜に「SAR99」コートを採用し、クリアな視界が得られるとともに、従来に比べ2倍以上キズに強くなっている。
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